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Spir vs SailLab|機能・料金・使いやすさを徹底比較【2026年版】

8分で読める 森本 健 / SailLab 編集部
Spir vs SailLab|機能・料金・使いやすさを徹底比較【2026年版】

SpirとSailLabの機能の重なりと違い、料金構造から見極める適切な選び方を整理。

「SpirとSailLab、自社に合うのはどちらか」――どちらも国産の日程調整・予約ツールですが、この2つを同じ土俵で比べると判断を誤りやすくなります。Spirが得意なのは社外・複数社を交えた「日程調整」、SailLabが得意なのはメニューと担当者を選んで支払ってもらう「予約受付」で、主戦場が異なるからです。

本記事では、両ツールの機能と料金を2026年7月時点の公式情報で比較したうえで、費用の試算と、読者の状況別にどちらを選ぶべきかの判断基準まで整理します。自社の業務が「調整」と「受付」のどちらに近いかを意識しながら読み進めてください。

日程調整ツール全般の選び方は、個人・小規模チーム向けリソース集にまとめています。

Spirとは|複数社間の日程調整に強いツール

Spir(スピア)は、株式会社Spirが提供する国産の日程調整ツールです。公式サイトでは40万人の利用と「調整工数90%削減」がうたわれており、営業・採用・カスタマーサクセスなど、社外との日程調整が多い業務で使われています(2026年7月時点)。

  • 複数人・複数社にまたがる日程調整(候補日の共有と自動集約)
  • Googleカレンダー・Outlookとの双方向連携
  • 自動リマインド、Web会議URLの自動発行
  • チームでの調整機能と、確定情報のWebhook連携(Salesforce・HubSpotなどへ、チームプラン)
  • 会議室の予約やフォーム、サイト埋め込みなどの業務向け機能

特徴がよく出るのは、人材紹介やエージェンシーのように「自社・候補者・クライアント」の3者がからむ調整です。関係者が増えるほど威力が出る設計で、2025年9月の料金改定では1人単位のシート型課金と年払いが導入されました。

SailLabとは|メニュー選択と担当者指名に絞った予約システム

一方のSailLabは、複数社間の調整ではなく、お客様に予約して支払ってもらう受付を作り込むツールです。

SailLab(セイルラボ)

SailLabの管理画面でサービスメニューと料金を設定する様子

SailLab は、日程調整・予約受付・事前決済を1つにまとめた国産の予約システムです。コーチ・コンサルタント・士業・サロンなど、メニューと担当者を選んで予約してもらう業態に向けて設計されています。コーチング業での使い方が典型例です。

  • サービスメニュー: 内容・時間・料金の異なるメニューを1つの予約ページで提供できます
  • 担当者指名: お客様が担当者を選んで予約でき、指名料の設定にも対応します。指名なしの場合は空いている担当者に自動割り当てされます
  • 事前決済と請求書払い: Stripe連携で予約と同時にカード決済が完了します。返金ポリシーの自動処理や法人向け請求書払いにも対応します
  • ブランディング: カバー画像とブランドカラーで予約ページを自社の見た目に整えられます
  • 基本機能: Google・Outlookカレンダー連携、Zoom/Meet/TeamsのURL自動発行、事前アンケート、自動リマインドを備えます
プラン月額主な機能
Free¥01対1予約、予約リンク1件、カレンダー連携、自動リマインド
Light月契約¥1,000/年契約¥800(税抜)予約リンク無制限、ブランディング、定員つきイベント予約、チーム管理
Standard月契約¥1,500/年契約¥1,200(税抜)サービスメニュー、担当者指名、Stripe決済、ラウンドロビン、分析

売上からのプラットフォーム手数料は0%で、決済時にかかるのはStripeの標準手数料のみです(2026年7月時点。詳細は料金ページを参照)。有料セッションや指名予約を1つのページで受け付けたい個人・小規模チームに向いています。

機能比較表

両ツールの対応状況を一覧で整理します(2026年7月時点、各社公式サイトの公開情報にもとづく)。

比較項目SpirSailLab
主戦場社外・複数社間の日程調整メニュー・指名つきの予約受付
1対1の日程調整
複数社間・3者間の調整△(複数ホストの同席予約は可能)
サービスメニュー選択◎(1ページに統合・Standard)
担当者指名◎(指名料の設定も可・Standard)
事前決済―(記載なし)○(Stripe・Standard)
CRM連携○(Webhook経由でSalesforce・HubSpot、チームプラン)―(ロードマップ)
カバー画像・ブランドカラー―(記載なし)◎(Light以上)
カレンダー連携Google・OutlookGoogle・Outlook
無料プランあり(少人数・機能制限あり)あり(予約リンク1件・予約数無制限)

料金プラン比較

Spirの料金(2026年7月時点)

  • 無料プラン: ¥0。少人数向けで、利用できる機能に制限があります
  • Teamプラン: 1ユーザーあたり月額¥1,200(税抜)。1人単位のシート型課金で、年払い契約にも対応します
  • Enterpriseプラン: 大規模組織向け、要問い合わせ

2025年9月の料金改定で現在のシート型のプラン構成になりました。30日間の無料トライアルも提供されています。

SailLabの料金(2026年7月時点)

  • Free: ¥0。1対1予約と予約リンク1件、予約数は無制限
  • Light: 月契約¥1,000、年契約なら月あたり¥800(税抜)。予約リンク無制限とブランディング
  • Standard: 月契約¥1,500、年契約なら月あたり¥1,200(税抜)。メニュー・指名・決済まで

費用の試算|チーム規模別に比べる

年払い・1ユーザーあたりの月額で並べると、両者の価格はほぼ同じ水準に収まります。

5人の営業・採用チームの場合。Spir Teamは¥1,200×5人=月¥6,000(税抜)。SailLab Standardは年契約で¥1,200×5人=月¥6,000(税抜)と同額です。つまりこの規模では、価格はほぼ決め手になりません。複数社間の調整とCRM連携が要るならSpir、メニュー・指名・決済つきの予約ページが要るならSailLabという機能軸の判断になります。

1人で始める場合。Spirは無料プランの範囲を超えるとTeam ¥1,200(税抜)です。SailLabは予約リンクを増やしブランディングを整えるLightが年契約で月¥800(税抜)、決済・指名まで使うStandardが月¥1,200(税抜)です。決済が不要な個人利用では、SailLab Lightのぶんだけ選択肢が1段安く始まります。

それぞれの強みと弱み

Spirの強み

  • 複数人・複数社がからむ日程調整の完成度が高い
  • 確定情報をWebhookでSalesforce・HubSpotなどに連携できる(チームプラン)
  • 40万人の利用実績と、営業・採用領域での導入事例

Spirの弱み

  • サービスメニューや担当者指名を前提とした予約フローは作れない
  • 決済機能が公式ページの機能一覧にない。有料セッションの回収は別ツールが必要
  • 予約ページの見た目のカスタマイズに関する記載がない

SailLabの強み

  • メニュー選択・担当者指名・事前決済が1つの予約ページで完結する
  • 返金ポリシーの自動処理や請求書払いなど、有料予約の運用機能が深い
  • プラットフォーム手数料0%の決済と、カバー画像によるブランディング

SailLabの弱み

  • 複数社を交えた候補日のすり合わせはSpirほど得意ではない
  • Salesforce・HubSpotなどのCRM連携は未対応(ロードマップ上の項目)
  • SSO・SAMLなど大企業向けの管理機能はない
  • 2026年公開のため、運用実績の蓄積はこれから

どちらを選ぶべきか|状況別の判断基準

自社の予定の入り方を思い浮かべながら、近い状況を選んでください。

Spirが合う状況――(1) 人材紹介・代理店のように、自社・候補者・クライアントの3者で日程を合わせる場面が多い。(2) 商談の確定情報をSalesforceやHubSpotに自動で流したい。(3) 調整相手は社外のビジネスパーソンで、予約にお金のやり取りがない。採用面接の調整フロー全体は担当者指名型の予約システム解説でも扱っています。

SailLabが合う状況――(1) コーチ・コンサル・士業・サロンのように、お客様がメニューを選んで予約する。(2) 担当者の指名や指名料の設定が必要。(3) 有料セッションの決済・返金ルールまで予約フローに組み込みたい。(4) 予約ページを自社ブランドの見た目にしたい。事前決済を軸にした運用設計は無断キャンセル対策の解説が参考になります。

判断に迷う典型例は「採用も顧客予約も両方ある」ケースです。この場合、面接調整はSpir、顧客向けの有料予約はSailLabのように、業務ごとに分けて使うほうが、1つのツールに寄せるより運用が単純になります。

SpirからSailLabへの移行手順

  1. SailLabの無料アカウントを作成し、Google・Outlookカレンダーを連携する
  2. Spirで運用していた調整用URLに対応する予約リンクをSailLabで作成する
  3. メニューや担当者が複数ある場合は、サービスメニューと担当者プロフィールを設定する
  4. 決済を使う場合はStripeアカウントを接続し、料金と返金ポリシーを設定する
  5. メール署名・Webサイト・営業資料の予約URLを差し替える
  6. 進行中の調整はSpir側で完了させ、新規の予約からSailLabに切り替える

まとめ:「調整」のSpir、「受付」のSailLab

SpirとSailLabは、同じ日程調整カテゴリでも主戦場が異なります。複数社を交えた日程の「調整」が業務の中心ならSpir、メニュー・指名・決済を含む予約の「受付」を作りたいならSailLab――この軸で選べば、導入後のミスマッチはほぼ起きません。

ほかの国産ツールも含めた比較は調整さんからのアップグレード先5選TimeRexとSailLabの比較記事をご覧ください。SailLabを試す場合は、無料アカウントから数分で予約ページを作成できます(クレジットカード登録は不要です)。

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