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Airリザーブの料金は、月何件から有料プランが安くなるか

9分で読める 岡田 沙織 / SailLab 編集部
Airリザーブの料金は、月何件から有料プランが安くなるか

Airリザーブのレビューを読むと、評価はほぼ一点に集まります。「完全無料で必要十分な機能がそろったネット予約システム」「これだけの機能をそろえて完全無料なのは知る限りこのAirRESERVEだけ」――どちらも実際に使っている人の言葉で、そして事実です。無料プランのままで、予約の受付も顧客管理もオンライン決済も動きます。

ただしその無料プランに、Googleカレンダー連携とリマインドメールは含まれていません。機能表では空欄が2つ増えるだけなので、使い始めるまで重さが分かりません。実際には、予約が入るたびに発生する作業として現れます。この記事では料金プラン(2026年8月時点)を確認したうえで、その作業を1件あたりの分数に置き換え、月何件を超えるとベーシックプラン(税込5,500円)のほうが安くなるかを計算します。

予約の受け方をまとめて見直したい方は、個人・小規模チーム向けのリソース集もあわせてご覧ください。

Airリザーブの料金プランと、無料でできること

Airリザーブの料金プランを比較するための日本円の紙幣と硬貨

Airリザーブの料金は4段階です。フリーは0円、ベーシックが税込5,500円、スタンダードが税込11,000円、プレミアムは問い合わせでの見積もりになります(2026年8月時点)。

プラン月額(税込)主に増えるもの
フリー0円予約管理・顧客管理・オンライン決済・予約確認メール
ベーシック5,500円Googleカレンダー連携、リマインドメール、予約項目のカスタマイズ、複数店舗の切り替え
スタンダード11,000円予約時アンケート、CSVダウンロード、予約確認メールのカスタマイズ、計測タグ
プレミアム要問い合わせ固定IPアクセス制限、スタッフの役割ごとの権限管理

無料プランで動く範囲は、レビューの評価どおり広いです。予約管理、スマートフォンからの予約管理、顧客管理、オンライン決済、予約確認メールの配信、SSL、スタッフの店舗権限登録までが0円に含まれます。オンライン決済は全プランで使えて、手数料は3.24%です。決済を通したいだけなら、フリープランで要件を満たします(出典: リクルート「Airリザーブ 料金プラン」、2026年8月6日確認、対象はAirリザーブの公開価格)。

無料プランのサポートは「メールでのお問い合わせ対応のみ」と明記されています。電話サポートと初期設定動画はベーシック以上です。

無料プランに入っていない2つ

予約管理の作業を書き出すための何も書かれていないノートとペン

無料プランで使えないもののうち、日々の運用に効くのは2つです。Googleカレンダー連携とリマインドメール配信で、どちらもベーシック(税込5,500円)からになります。

リマインドメールについては、Airリザーブのヘルプセンターが条件をそのまま書いています。「この機能は、有料プランをご契約されている方を対象としております。」――配信は利用日の前日9時ごろ、文面の編集と配信のオン・オフができる、という仕様です(出典: Airリザーブ ヘルプ「リマインドメールを設定する」、2026年8月6日確認、対象はAirリザーブの有料プラン)。

ここで見落としやすいのは、この2つが「使えない機能」ではなく「代わりに自分がやる作業」になるという点です。予約確認メールは無料でも届くので、予約が入ったこと自体は分かります。分からないのは、その予約が自分の他の予定とぶつかっていないかどうかで、それを確かめるにはAirリザーブの画面と普段のカレンダーを両方開くことになります。

興味深いのは、ITreviewに公開されているAirRESERVEのレビュー7件を読んでも、この2つを不満として挙げている人がいないことです。挙がっているのは「予約一覧(週表示)の画面がかなり大きく見ずらい」「パソコンで表示したときに、縦幅がせまく、一覧性がない」「予約登録をもっと簡単にできるようにしてほしい」といった、画面の中の使い勝手でした(出典: ITreview「AirRESERVEのレビュー」、2026年8月6日確認、対象は公開レビュー7件)。7件は母数として小さく、これを根拠に一般化はできません。ただ、設定したことのないリマインドについて不満を書く人がいないのは自然でもあります。作業は機能表には出てこないからです。

その2つを手でやると、1件あたり何分かかるか

予約1件あたりの手作業時間を数えるための机の上の目覚まし時計

置き換わる作業は2つで、どちらも予約1件ごとに発生します。予約が入るたびの予定表の突き合わせと、前日のリマインド送信です。以下の分数は目安として置いた値なので、自分の実測に差し替えて計算してください。

手でやることいつ発生するかここでの想定
Airリザーブの画面と自分のカレンダーを見比べる予約が入るたび1件あたり2分
前日にリマインドメールを送る予約の前日1件あたり2分
合計1件あたり4分

この2分ずつは、作業そのものより「気づいて、手を止めて、また戻る」までを含めた時間として置いています。リマインドを1日分まとめて送るなら1件あたりはもっと短くなりますし、逆に予約内容を毎回確認してから送るなら長くなります。

金額に直せない部分も残ります。予定表を見比べる作業を1回飛ばすと、二重予約になる可能性がその1件だけ上がります。実際に起きたときの損失は、時間ではなく信用と、埋まらなかった枠の売上です。ここでは数えていませんが、判断するときは頭に置いておく種類のコストです。

月何件から、ベーシックのほうが安くなるか

結論から書くと、時給2,000円で数えた場合、月41件の予約でベーシックの5,500円と釣り合います。それより予約が多ければ有料プランのほうが安く、少なければ無料のままのほうが安い、という関係です。

自分の時給を…と置くと1件あたり4分の金額税込5,500円に並ぶ月間予約件数
1,500円100円55件
2,000円約133円41件
3,000円200円28件
5,000円約333円17件

計算式は単純です。月額5,500円 ÷(時給 ÷ 60 × 4分)= 件数。自分の時給と、1件あたりに実際かかっている分数を入れ替えれば、そのまま自分の分岐点になります。

この表の読み方で大事なのは、時給が高い人ほど、少ない件数で有料プランのほうが安くなることです。月20件しか予約がなくても、その20件を時給5,000円相当の人が処理しているなら、5,500円を払ったほうが計算は合います。逆に月60件でも、手が空いている時間に落ち着いてまとめて処理できるなら、無料のままで困りません。件数だけでは決まりません。

無料のまま続ける場合に、決めておくこと

予約を無料プランで運用する小規模店舗のカウンター

分岐点に届いていないなら、無料のままが正解です。そのうえで、手作業になる部分の手順を先に決めておくと、抜けが減ります。決めるのは次の3つです。

  • 予定表を1本に決める。Airリザーブと普段のカレンダーの両方に予定が散らばると、突き合わせの手間が倍になります。予約以外の用事もAirリザーブ側に入れてしまうか、逆に予約が入るたびカレンダーへ手で写すか、どちらかに寄せます。
  • リマインドを送る時刻を固定する。有料プランの基準は前日9時ごろです。同じ時刻に決めておくと、あとで有料に切り替えたときに運用が変わりません。
  • 送り忘れたときにどうするかを決める。当日の朝に気づいた場合に送るのか送らないのかを先に決めておくと、その場で迷いません。

決済だけが目的なら、この節はほぼ不要です。オンライン決済は全プランで使えて手数料も3.24%で共通なので、無料プランのまま決済を通すのが最も安く済みます。

無料のままカレンダー連携とリマインドまで必要な場合

3つ目の選択肢として、カレンダー連携とリマインドメールを無料プランに含んでいるツールを使うという方向もあります。Airリザーブを使い続けるか、5,500円を払うか、の二択で考える必要はありません。

比べるときに見るべき点は4つに絞れます。

  • Googleカレンダー(またはOutlook)との双方向の同期が無料プランに入っているか
  • リマインドメールが無料プランで自動送信されるか、送信タイミングを変えられるか
  • 無料プランに月間の予約件数の上限がないか
  • 決済を使う場合、決済手数料の合計が何%になるか

以下では、この4つを満たすツールの一例として、SailLab を取り上げます。

SailLab(セイルラボ)

SailLabの予約ページで日付と時間を選ぶ画面

SailLab は、予約ページ・カレンダー連携・自動リマインドを1つにまとめた国産の予約システムです。無料プランの範囲が、この記事で扱ってきた2つの作業をそのまま含んでいます。

  • Googleカレンダー・Outlookとの連携が無料プランに含まれます。予約が入ると自分のカレンダーに書き込まれ、カレンダー側の予定は空き枠から自動的に外れます。突き合わせの作業がなくなります。
  • 予約確認メールと自動リマインドメールが無料プランに含まれます。送信タイミングは「◯分前・◯時間前・◯日前」で指定でき、ミーティング後に送るお礼メールにも使えます。
  • 無料プランに月間の予約件数の上限はありません。無料で作れる予約ページは1件です。
  • Web会議URL(Google Meet・Zoom・Teams)は予約が入った時点で自動発行されます。

使い分けの例としては、予約ページを1つに絞れる場合――たとえば個人での相談受付や、1種類のサービスだけを予約で受ける場合――は無料プランで完結します。メニューを複数に分けたい場合や、担当者を複数にしたい場合は、予約ページを増やせる有料プランが必要になります。

プラン月額(税抜)この記事で扱った機能
Free0円カレンダー連携・自動リマインド・予約数無制限(予約ページ1件)
Light1,000円上記+予約ページ無制限・複数担当者・独自URL
Standard1,500円上記+Stripeでの事前決済・サービス予約・分析

決済については、Airリザーブのほうが安く済みます。Airリザーブは全プランで3.24%、SailLabでStripe決済を使う場合はStandardプラン(月額1,500円・税抜)が必要で、手数料はSailLabの3%にStripeの約3.6%が加わります。決済を通すことが主目的なら、Airリザーブのフリープランのほうが合理的です(2026年8月時点)。カレンダー連携とリマインドを無料で使いたい場合に、SailLabの無料プランが選択肢になります。料金の詳細は料金ページをご確認ください。

決めるための3つの質問

予約システムの料金を判断するためのノートとペン

ここまでの内容は、3つの質問に答えれば結論が出ます。

  1. 月の予約は何件ですか。 時給2,000円で数えるなら、41件が目安です。これを超えていて、予定表の突き合わせとリマインド送信を毎回やっているなら、ベーシックの5,500円のほうが安く付いています。
  2. 予定表は1本にまとまっていますか。 予約以外の予定が別のカレンダーにあるなら、突き合わせは毎回発生します。すべての予定がAirリザーブの中で完結しているなら、この作業自体がありません。
  3. リマインドを手で送り続けられますか。 前日の決まった時刻に送る運用が回っているなら、無料のままで問題ありません。送り忘れが月に何度か起きているなら、その分は件数の計算より先に効いてきます。

予約が入るたびの確認作業を減らす考え方はGoogleカレンダー予約の作り方と無料の限界で、リマインドの文面と送信設計は予約確認メールの例文と自動送信の設計で扱っています。無料プランのある同種の予約システムとしてはSelectTypeの料金体系も比較対象になります。個人で予約を受ける場合の全体像はフリーランス向けの活用例もご覧ください。

SailLabの無料プランはこちらから作成できます(クレジットカード登録は不要です)。

岡田 沙織 / SailLab 編集部

SailLab 編集部で、ひとりで事業を営む方や小さなチームに向けて、予約と日程調整のしくみづくりについて書いています。

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予約受付を、SailLabで自動化する

カレンダー連携・自動リマインド・事前決済までを1つの予約ページに。無料プランは登録3分、クレジットカード登録は不要です。