「MOSHはシステム変更をするそうで、月額料金がかかるようになってしまいました」。MOSHでサービスを販売しているクリエイターが、noteにそう書いています。2026年4月19日より前からMOSHを使っている人は、いまCLASSICという経過措置のプランにいます。そのCLASSICが、2026年9月30日で終わります。
ただ、この変更を「値上げ」と読むと、判断を間違えます。MOSHの決済手数料は2026年1月の改定以降そのままで、予約も決済も顧客管理も、無料のFREEプランに含まれています。変わるのは料金ではなく、無料で使える範囲の線引きのほうです。この記事では、10月1日に実際に何が起きるのかを確認し、そのうえで予約と決済しか使っていない場合に見るべき点を整理します。結論を先に書くと、見るべきなのは手数料ではなく、カレンダーの扱いです。
目次
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2026年10月1日に、CLASSICプランが終わります

2026年4月19日より前からMOSHを利用しているクリエイターは、CLASSICプランという扱いになっています。MOSHのヘルプには「2026年10月1日以降は自動的にFREEプランへ移行します」と書かれています(出典: MOSH「プラン一覧と料金」、2026年8月時点)。手続きをしなければ、自動でFREEプランになります。
問題は、そのときサービスの数がFREEプランの上限を超えていた場合です。MOSHはこう書いています。「FREEプランの上限を超えているサービスは、古いものから順に自動的に非公開になります」(出典: MOSH「よくある質問」、2026年8月時点)。長く出しているメニューほど先に消える、という順序です。
ここで注意したいのは、その上限が何件なのかは公開されていないことです。MOSHの案内では、契約プランと利用状況はMOSHの管理画面で確認する形になっています。記事や比較サイトの数字を当てにせず、自分の管理画面で確認してください。確認すべきなのは、いま公開しているサービスの数と、FREEプランの上限の2つだけです。
これは値上げではありません

「月額がかかるようになった」という受け取り方は自然ですが、支払う金額そのものは増えていません。MOSHの決済手数料は、Stripe経由のクレジットカード決済で6.5% + 99円、銀行振込で3.0% + 99円、当日現地払いは無料です(出典: MOSH「MOSHの手数料」、2026年8月時点)。この料率は2026年1月15日の改定で下がったもので、そのあと上がってはいません。
そして、月額プランが導入されたあとも、決済・予約・顧客管理はFREEプランに含まれています。有料プランで広がるのは、ランディングページの公開、ワークフロー、メッセージ配信の通数といった範囲です。
つまり、予約を受けて代金を受け取るという使い方だけなら、10月以降もFREEプランのまま月額0円で続けられます。料金は、乗り換えを考える理由になりません。理由になるとすれば、サービス数の上限に引っかかる場合か、そもそも予約のしくみ自体が合っていない場合です。
先に確認するのは、MOSHのどの機能を使っているか

MOSHは予約ツールではなく、サービスを売るためのプラットフォームです。ランディングページ、会員サイト、メッセージ配信、ワークフロー、サブスクの販売までを1か所でまかなえます。この幅の広さがMOSHの本体で、予約はその一部です。
だから、乗り換えの検討は機能の棚卸しから始まります。次のどれかに当てはまるなら、この記事の続きは読まなくてかまいません。
- MOSHのランディングページから申し込みが入っている
- 会員サイトやオンラインサロンを運営している
- 登録者へのメッセージ配信を使っている
- サブスク(月額課金)のメニューを売っている
これらを予約ツールで置き換えることはできません。該当するなら、有料プランを選んでMOSHに残るのが正解です。月に1,380円から数千円を払う価値があるかどうかは、そのLPや配信が生んでいる売上と比べれば判断できます。
一方で、「MOSHで作ったのは予約ページだけ」「集客はInstagramやLINEからで、MOSHはリンクを置いているだけ」という使い方も珍しくありません。その場合、有料プランで広がる機能は、自分が使っていない部分ということになります。
予約が中心なら、見るのはカレンダーの扱いです

予約と決済しか使っていない場合、比べるべきなのは料金ではありません。自分の予定と予約枠がどうつながっているかです。ここは、MOSHが自社のヘルプに書いている内容から確認できます。
まず、Googleカレンダー連携について、MOSHのヘルプに記載されているのは「自分が主催の『イベントタイプ』のスケジュールのゲスト申込情報がGoogleカレンダーに反映されます」という向きです(出典: MOSH「Googleカレンダー連携」、2026年8月時点)。予約が入ったらカレンダーに書き出される、という説明になっています。
次に、休みの扱いです。MOSHのヘルプには「祝日や特定の日付を自動で休みにする機能はありません。予約枠の削除を都度手動で行う必要があります」と明記されています(出典: MOSH「開催日・スケジュールの設定」、2026年8月時点)。
これが日々の運用で何を意味するかというと、こういうことです。子どもの行事、通院、別件の打ち合わせ——予定が入るたびに、MOSH側の予約枠を自分で消しに行く必要があります。消し忘れた枠に予約が入れば、謝って日程を変えてもらうことになります。
- 週に何回、予約枠を手で消しているか
- ダブルブッキングで謝ったことが、この3か月で何回あったか
- 祝日や連休の枠を、毎回どうやって閉じているか
この3つの答えがどれも「ほぼない」なら、MOSHのFREEプランのままで困りません。逆に、週に何度も枠を消しているなら、10月の切り替えはしくみを見直すきっかけとして使えます。
予約に特化したツールという選択肢
予約と決済だけを別のツールに移す場合、確認する点はそれほど多くありません。
- 手持ちのカレンダー(Google/Outlook)の予定を読んで、空き枠から自動で外せるか
- 祝日や臨時の休みを、毎回手で消さずに閉じられるか
- 予約時に代金を受け取れるか、受け取り方を選べるか
- 確認・リマインドのメールが自動で送られるか
料金は、月額と決済手数料の両方を足して比べてください。月額が0円でも決済のたびに引かれる分があり、逆に月額を払うと料率が下がる設計のサービスもあります。どちらか片方だけを見ると、比較になりません。
以下では、この4つの点を満たすツールの一例として、SailLab を取り上げます。
SailLab(セイルラボ)

SailLab は、予約の受付・カレンダー連携・事前決済を1つにまとめた国産の予約システムです。
- GoogleカレンダーとOutlookに対応し、複数のカレンダーの予定を空き枠から自動で除外できます。どのカレンダーを判定に使うかは個別に選べます
- 国別の祝日カレンダーを同期し、祝日を自動で休みにできます
- メニューごとに所要時間と料金を設定でき、予約時の事前決済にも、後日の請求にも対応します
- 確認メールとリマインドメールは自動送信で、日程変更とキャンセルは予約者側から行えます
- 日本語と英語の予約ページに対応しています
使い分けの例としては、初回相談用のページを事前決済ありにして無断キャンセルを減らし、リピーター用のページは決済なしで日程だけ押さえる、といった作り方ができます。
| プラン | 月額(税抜) | この記事に関係する範囲 |
|---|---|---|
| Free | 0円 | カレンダー連携・確認/リマインドメール。予約ページは1つ |
| Light | 1,000円 | 予約ページ無制限、独自URL、ロゴ・カラー設定 |
| Standard | 1,500円 | 上記に加えて事前決済に対応(SailLabの手数料3%) |
| Professional | 2,800円 | 機能はStandardと同じで、SailLabの手数料が0% |
金額は2026年8月時点のものです。決済を使う場合、SailLabの手数料とは別にStripeの決済手数料(3.6%)がどのプランでもかかります。カレンダー連携とリマインドだけならFreeプランで足り、事前決済まで必要ならStandard以上を選ぶ形になります。詳しくは料金ページに掲載しています。
予約枠の管理に毎週手を取られている場合や、自分の予定と予約ページを二重に管理している場合に向いたツールです。逆に、LPや会員サイト、メッセージ配信までを1か所でまかないたい場合は、この記事の3章のとおりMOSHに残る判断になります。
まとめ:9月30日までにやること

CLASSICプランの終了は、値上げではなく線引きの変更です。順番に確認すれば、慌てる必要はありません。
- 管理画面で、公開中のサービス数とFREEプランの上限を確認する。上限を超えていなければ、10月以降もそのまま0円で続きます
- 超えている場合は、どのメニューが古い順に非公開になるかを見る。使っていないメニューなら、自分で整理しておけば影響はありません
- LP・会員サイト・配信・サブスクを使っているか確認する。使っているなら有料プランを選び、ここで検討は終わりです
- 使っていない場合だけ、予約のしくみを見直す。週に何回予約枠を手で消しているかが判断材料になります
- 移す場合は、9月中に並行運用する。新規の予約だけ新しいページで受け、既存の予約はMOSH側で最後までやり切ると、取りこぼしが出ません
予約時に代金を受け取るしくみについては無断キャンセルを減らす設計の記事、単発のレッスンやセッションを直接受け付ける場合の考え方は直接契約の損得を計算した記事にまとめています。ひとりで事業を営む場合の予約まわり全体はフリーランス向けのページで紹介しています。
SailLab は無料で試せます(クレジットカード登録は不要です)。
岡田 沙織 / SailLab 編集部
SailLab 編集部で、ひとりで事業を営む方や小さなチームに向けて、予約と日程調整のしくみづくりについて書いています。