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Calendlyは日本語で使えるのか。料金と日本の祝日の扱い

10分で読める 岡田 沙織 / SailLab 編集部
Calendlyは日本語で使えるのか。料金と日本の祝日の扱い

海外発のCalendlyを日本語で使いこなすコツと、国産代替ツール7選を一気に整理。

「Calendlyを日本語化したい」――検索でここに来た方の多くは、まだ乗り換えを決めていません。英語の管理画面を前にして、どこまで日本語にできるのかを知りたいだけ、という段階だと思います。

先に答えを分けておきます。画面の言語は、ブラウザの翻訳と入力項目の書き換えでかなりの部分が日本語になります。ただし翻訳では動かせないものが2つ残ります。予約枠に日本の祝日が入らないことと、請求書の扱いです。この2つは英語が読めるかどうかとは関係がないので、英語に不自由しない方にも当てはまります。

本記事では、2026年8月1日時点の公式情報でCalendlyの料金と日本語対応を整理し、そのうえで日本語で使える代替ツールを7つ比較します。

日程調整ツール全般の選び方は、個人・小規模チーム向けリソース集にまとめています。

Calendlyとは

Calendly(カレンドリー)は、米Calendly社が2013年に公開したスケジューリングツールです。公式サイトでは10万社での利用と、累計2,000万人以上という数字が示されています(2026年8月1日時点)。「日程調整のメール往復をなくす」という一点で世界的に広まりました。

  • 空き時間を公開する予約リンク。相手はリンクから日時を選ぶだけで予約が完了します
  • Googleカレンダー、Outlook、iCloudとの双方向同期
  • 自動リマインダー(メール。有料プランではSMSも)
  • Zoom・Google Meet・Microsoft TeamsのWeb会議URLを自動発行
  • 有料プランで決済(Stripe/PayPal)、ラウンドロビン、Salesforce連携など
  • モバイルアプリとブラウザ拡張

Calendlyの料金プラン【2026年8月時点】

4プラン構成で、表示はすべてUSDです。円の目安は1USD=150円で換算していますが、為替で動きます(2026年8月1日、公式料金ページで確認)。

プラン年払い(1席あたり月額)月払い円の目安(年払い)主な内容
Free$0$0¥0イベントタイプ1種類、接続カレンダー1つ、Web会議連携、モバイルアプリ
Standard$10$12約¥1,500複数イベントタイプ、複数カレンダー接続、Stripe/PayPal決済、リマインダー、ブランド表示の除去
Teams$16$20約¥2,400Salesforce連携、ラウンドロビン、リードルーティング
Enterprise年額$15,000から約¥225万〜SSO/SAML、ドメイン管理、監査ログ、専任サポート

無料プランで最初に当たる壁はイベントタイプが1種類までという制限です。実際のレビューにも「無料プランだとイベントタイプが1つしか作れない」という声があります(ITreview、ソフトウェア業・マーケティング担当、2026年8月1日確認)。30分相談と60分セッションを別々に出したい、といった時点で有料プランが必要になります。

国産ツールの有料プランが月¥640〜¥1,500の帯にあるのに対し、CalendlyのStandardは為替次第で月¥1,500〜¥1,800相当です。金額そのものより、ドル建て決済の経理処理が加わることのほうが効いてくる場合があります。

Calendlyの使い方|5ステップ

  1. calendly.com でメールアドレスを登録します。Google/Microsoftアカウントでのサインインも使えます
  2. Googleカレンダー、Outlook、iCloudのいずれかを接続します(無料プランは1つまで)。接続すると、既存の予定が入っている時間は自動的に予約できなくなります
  3. イベントタイプ(例: 30-minute meeting)を作り、所要時間・タイトル・場所を設定します。ここで入力する文言は日本語で書けます
  4. Availability(予約を受ける曜日と時間帯)を設定します。タイムゾーンはAsia/Tokyoを選べます
  5. 発行された予約リンクをメール署名やSNSで共有します

相手はリンクから空き枠を選ぶだけで、確認メール、カレンダー登録、設定があればZoom URLの発行までが自動で進みます。ひととおり触るのに10分ほどです。

日本語化はどこまでできるか

英語の管理画面をノートパソコンで開いた机(Calendlyの日本語化)

結論から書くと、公式の日本語UIはありませんが、実用上はかなりの部分を日本語にできます。2026年8月1日時点の状況を整理します。

できること――自分で入力する項目(イベントタイプの名称、説明文、質問項目、確認メールに添える文言)はすべて日本語で書けます。相手が目にする文字のうち、内容にあたる部分はこれで日本語になります。管理画面そのものも、ブラウザの翻訳機能を通せば日本語で読めます。

できないこと――表示言語の選択肢に日本語がありません。公式に対応しているのは英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語などで、「Confirm」といったボタンやシステム側の定型文は英語のまま相手に届きます。サポートも英語のみです(チャット・メール)。

つまり「日本語化」は、翻訳と書き換えで七割方は片づく話です。問題は残りにあります。

翻訳では解けない2つ

卓上カレンダーの日付をめくったところ(日本の祝日と予約枠)

1. 日本の祝日が予約枠から外れない

Calendlyには祝日を自動でブロックする機能があります。ただし対象は10か国で、その内訳はオーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、オランダ、スペイン、イギリス、アメリカです(Calendly公式ヘルプ、2026年8月1日確認)。日本は含まれていません。

そのため日本のホストは、祝日を1日ずつ手で塞ぐことになります。内閣府によれば「国民の祝日」は年間16日あり、さらに春分の日と秋分の日は年によって日付が動きます(内閣府「国民の祝日について」、2026年8月1日確認)。ゴールデンウィークとお盆前後をまとめて登録し、それを毎年やり直す。1回の作業は十数分でも、翻訳では消えない種類の手間です。

そして塞ぎ忘れた祝日は、そのまま予約可能な枠として相手に見えます。

2. 請求書が日本の経理の形に合わない

支払いはUSD建てのクレジットカードが前提で、日本企業で一般的な銀行振込や請求書払いの商流には乗りません。

もう一段細かい話をすると、消費税の仕入税額控除を受けるには、原則として登録番号の記載された適格請求書を受け取って保存する必要があります。そして適格請求書を交付できるのは、税務署に登録した適格請求書発行事業者に限られます(国税庁「インボイス制度について」、2026年8月1日確認)。海外のSaaSを経費に計上する際は、この点を契約前に経理担当と確認しておくと後の手戻りがありません。

あわせて、利用規約とプライバシーポリシーは英語が原本です。取引先から日本語の資料を求められる業種(金融・医療・公共など)では、社内審査に時間がかかることがあります。

日本語で使える代替ツール7選

ここまでを踏まえて、日本語で使えるツールを7つ挙げます。まず、Calendlyにはないメニュー選択と担当者指名まで扱える例としてSailLabから紹介します。

SailLab(セイルラボ)

SailLabの管理画面でサービスメニューと料金を設定する様子(Calendly代替の日本語予約システム)

SailLabは、日程の調整から予約の受付、料金の受け取りまでを1か所で扱う国産のツールです。画面もサポートも請求も日本語で完結し、予約ページは日本語と英語のどちらでも出せます。コーチング・コンサル・士業のように、メニューと担当者を選んでから予約が決まる業態を想定しています。

  • サービスメニュー: 30分相談・60分セッションのように、内容も時間も料金も違うメニューを1つの予約ページに並べられます
  • 担当者の指名: お客様が担当者を選んで予約でき、指名料も設定できます
  • 事前決済: Stripe連携で、予約の成立と同時にカード決済まで終わります。後払い(請求書払い)も選べます
  • 日本の祝日: 国民の祝日を予約枠から自動で外せます。日付の動く春分の日・秋分の日も含めて、毎年の登録し直しは要りません
  • 日英の切り替え: 予約ページ・確認メール・リマインドを予約リンクごとに日本語/英語で出し分けられます(英語対応予約ページの作り方
プラン月契約年契約(月あたり)主な内容
Free¥0¥01対1予約、予約リンク1件、カレンダー連携、自動リマインド
Light¥1,000¥800予約リンク無制限、表紙と配色の設定、定員つきイベント予約、チーム管理
Standard¥1,500¥1,200サービスメニュー、担当者指名、Stripe決済、チーム予約の自動割当、分析
Professional¥2,800¥2,240Standardと同じ機能。決済のプラットフォーム手数料が0%

いずれも円建て・税抜です。受け取った料金にかかるプラットフォーム手数料はStandardで3%、Professionalで0%(別途Stripeの標準手数料がかかります。2026年8月1日時点。詳しくは料金ページをご覧ください)。なお、Salesforce・HubSpotとの連携、Webサイトへの埋め込み、LINE通知には対応していません。

TimeRex|登録者数60万人超の定番

ミクステンド株式会社(調整さんの運営会社)が提供。Googleカレンダー/Outlook連携、Web会議URLの自動発行、リマインドメールを備えます。料金は無料プランのほか、年払いで月あたり¥750から(税抜、2026年8月1日時点)。採用面接の調整に強く、画面に迷いがありません。詳しくはTimeRexの料金と代替ツール比較で扱っています。

Jicoo|フォーム・決済・AI議事録まで一体

日程調整にフォーム作成やAI議事録を組み合わせた多機能型です。iCloudを含むカレンダー連携に対応します。料金は無料プランのほか、Proが月¥800(年払いで月あたり¥640)、Teamが月¥1,200(同¥960)。Stripe決済とAI議事録はTeamプラン以上です(税抜、2026年8月1日時点)。詳しくはJicooとSailLabの比較をご覧ください。

Spir|複数社にまたがる調整に強い

公式サイトで40万人の利用が示されている国産ツールで、複数人・複数社をまたぐ調整を得意とします(2026年8月1日時点)。有料のチームプランではSalesforce・HubSpotとの連携にも対応します。エージェンシーや人材紹介など、社外の関係者が多い業務に向いています。詳しくはSpirとSailLabの比較で扱っています。

Eeasy|採用・面接の調整に特化

採用・面接の日程調整に絞った国産ツールで、人事・採用部門での導入実績があります。汎用の日程調整ではなく、採用の業務手順に合わせたツールを探している場合の候補です。

調整さん|無料・登録不要

ミクステンド株式会社が運営する定番サービスです。運営元の発表では月間ユーザー数が800万人を超えています(2024年8月時点。ミクステンド公式、2026年8月1日確認)。無料・登録不要でURLを共有するだけで使えます。カレンダー連携や自動リマインドはないため業務での常用には向きませんが、社内やプライベートの調整では今も第一候補です。

Microsoft Bookings|Microsoft 365の契約に含まれる

Microsoft 365の対象プランに含まれる予約ツールで、Outlook・Teamsとの連携が強みです。すでにMicrosoft環境で統一されている組織なら、追加コストなく始められます。

用途別の対応表

どれが自分に合うかは、機能の数ではなく予約の形で決まります。

こういう予約なら候補理由
メニューと担当者を選んでもらい、料金も受け取るSailLabメニュー・指名・事前決済が1ページで完結する
お金の動かない1対1の日程調整が中心TimeRex必要な範囲に絞られていて、相手に説明がいらない
フォームやAI議事録まで一体で持ちたいJicoo周辺機能を含めて1つに寄せられる
複数社をまたぐ調整が多いSpir関係者の多い調整に設計が寄っている
採用・面接の調整に特化したいEeasy/TimeRex採用の業務手順に沿っている
社内・プライベートのカジュアルな調整調整さん無料・登録不要で、相手にも負担がない
すでにMicrosoft 365で統一しているMicrosoft Bookings追加コストなく始められる
英語環境に不自由がなく、日本の祝日と請求も問題にならないCalendlyの継続機能そのものは十分に優れている

複数を無料プランで試してから有料に移るのが、いちばん確実な進め方です。

まとめ

Calendlyの日本語化は、ブラウザ翻訳と入力項目の書き換えで大部分が片づきます。英語であることそのものは、思っているほど大きな壁ではありません。

残るのは2つです。日本の祝日が自動では塞がらないこと(自動ブロックの対象10か国に日本が入っていないため)と、USD建ての請求が日本の経理に素直に乗らないこと。この2つに毎年手間をかけ続けられるかが、実際の分かれ目になります。

国内の予約システムを料金から比べる場合は、Airリザーブの料金SelectTypeの料金もあわせてご覧ください。手間をかけない側に寄せたい場合、特にメニュー選択・担当者指名・事前決済まで必要な業種では、SailLabのような予約特化型が候補になります。無料アカウントから数分で日本語の予約ページを作れます(クレジットカードの登録は不要です)。

岡田 沙織 / SailLab 編集部

SailLab 編集部で、ひとりで事業を営む方や小さなチームに向けて、予約と日程調整のしくみづくりについて書いています。

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