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Jicoo vs SailLab 徹底比較|機能・料金・選び方【2026年版】

9分で読める 森本 健 / SailLab 編集部
Jicoo vs SailLab 徹底比較|機能・料金・選び方【2026年版】

個人向けJicooと法人運用に強いSailLab、自社の規模と運用体制から見極める選び方。

「JicooとSailLab、自社に合うのはどちらか」――どちらも国産の日程調整・予約ツールで、無料プランがあり、Stripe決済に対応します。表面のスペックが似ているぶん、比較記事を読んでも決め手が見つからない、という声の多い組み合わせです。

実際には、2つのツールは解いている課題がまったく違います。Jicooは「会議の前後」まで含めた業務全体を1つのプラットフォームに統合する多機能型、SailLabはメニュー選択・担当者指名・事前決済という「予約ビジネスの受付」に絞った特化型です。本記事では機能・料金の比較に加えて、費用の試算と、読者の状況別にどちらを選ぶべきかの判断基準まで整理します。情報はいずれも2026年7月時点の公式サイトにもとづきます。

日程調整ツール全般の選び方は、個人・小規模チーム向けリソース集にまとめています。

Jicooとは|会議の前後まで統合する多機能型プラットフォーム

Jicoo(ジクー)は、日程調整を軸に、フォーム作成・決済・AIによる会議分析までを統合した国産のプラットフォームです。「日程を決める」だけでなく、予約前のヒアリング(フォーム)から会議後の議事録・要約(AI分析)までを1つのツールでカバーする構成が特徴です。

  • Googleカレンダー・Microsoft 365・iCloudとのカレンダー連携
  • 1対1・グループ・投票型など複数の調整タイプ、自動リマインド、Web会議URL自動発行
  • 条件分岐に対応したフォーム作成と、回答内容にもとづく振り分け
  • Stripe連携によるオンライン決済(Proプラン以上)
  • AIミーティング分析:録画・文字起こし・要約・タスク抽出(Teamプラン以上)
  • SSO/SAML・IP制限などの管理機能(Teamプラン以上)、ISO/IEC 27001認証

機能の幅は国産ツールの中でも広く、「日程調整をきっかけに、会議まわりの業務全体を1つに寄せたい」チームに向けた設計です。

SailLabとは|予約ビジネスの受付に絞った特化型

一方のSailLabは、機能を広げる方向ではなく、「サービスを予約して支払ってもらう」という受付の一連の流れを深く作り込む方向のツールです。

SailLab(セイルラボ)

SailLabの管理画面でサービスメニューと料金を設定する様子

SailLab は、日程調整・予約受付・事前決済を1つにまとめた国産の予約システムです。コーチ・コンサルタント・士業・サロンなど、お客様がメニューと担当者を選んで予約する業態に向けて設計されています。コーチング業での使い方が典型例です。

  • サービスメニュー: 30分体験¥1,000・60分セッション¥8,000のように、内容・時間・料金の異なるメニューを1つの予約ページで提供できます
  • 担当者指名: お客様が担当者を選んで予約でき、指名料の設定にも対応します。「指名なし」を選べば空いている担当者に自動割り当てされます
  • 事前決済と請求書払い: Stripe連携で予約と同時にカード決済が完了します。期限つき全額返金などの返金ポリシーは自動で処理され、法人向けには請求書払いも選べます
  • ブランディング: カバー画像とブランドカラーで、予約ページを自社サイトの延長のような見た目に整えられます
  • 基本機能: Google・Outlookカレンダー連携、Zoom/Meet/TeamsのURL自動発行、事前アンケート、自動リマインドを備えます
プラン月額主な機能
Free¥01対1予約、予約リンク1件、カレンダー連携、自動リマインド
Light月契約¥1,000/年契約¥800(税抜)予約リンク無制限、ブランディング、定員つきイベント予約、チーム管理
Standard月契約¥1,500/年契約¥1,200(税抜)サービスメニュー、担当者指名、Stripe決済、ラウンドロビン、分析

売上からのプラットフォーム手数料は0%で、決済時にかかるのはStripeの標準手数料のみです(2026年7月時点。詳細は料金ページを参照)。予約の受付から決済・返金までを1つのツールで運用したい個人・小規模チームに向いています。

機能比較表

両ツールの対応状況を一覧で整理します(2026年7月時点、各社公式サイトの公開情報にもとづく)。

比較項目JicooSailLab
ポジショニング多機能統合型予約受付・決済の特化型
カレンダー連携Google・Microsoft 365・iCloudGoogle・Outlook(iCloud非対応)
サービスメニュー選択○(予約タイプを複数作成)◎(1ページに統合・Standard)
担当者指名△(チーム向け機能はTeam以上)◎(指名料の設定も可・Standard)
決済連携○(Stripe・Pro以上)○(Stripe・Standard。返金ポリシー自動処理・請求書払い対応)
フォーム機能◎(条件分岐・振り分けまで対応)○(事前アンケートのフォーム作成)
AI議事録・会議分析◎(Team以上)―(対応予定なし)
カバー画像・ブランドカラー△(限定的)◎(Light以上)
SSO・IP制限○(Team以上)
無料プランありあり(予約リンク1件・予約数無制限)

料金プラン比較

Jicooの料金(2026年7月時点)

  • Free: ¥0。基本的な日程調整を無料で利用できます
  • Pro: 1ユーザーあたり月¥800、年払いなら月あたり¥640。フォームのカスタマイズやStripe決済など
  • Team: 1ユーザーあたり月¥1,200、年払いなら月あたり¥960。チーム機能とAIミーティング分析など
  • Enterprise: 要問い合わせ。30名以上や高度なセキュリティ要件向け

SailLabの料金(2026年7月時点)

  • Free: ¥0。1対1予約と予約リンク1件、予約数は無制限
  • Light: 月契約¥1,000、年契約なら月あたり¥800(税抜)。予約リンク無制限とブランディング
  • Standard: 月契約¥1,500、年契約なら月あたり¥1,200(税抜)。メニュー・指名・決済まで

費用の試算|2つの典型ケースで比べる

プラン表だけでは判断しづらいため、典型的な2つのケースで年間コストを試算します。数字はすべて年払いの月あたり単価で計算しています。

ケース1: 1人で有料セッションを受け付ける場合。決済まで使う最小構成は、JicooがPro(月あたり¥640、年間¥7,680)、SailLabがStandard(月あたり¥1,200・税抜、年間¥14,400)です。月額はJicooが安く、差は年間¥6,720。一方SailLab側には、指名料つきの担当者指名、期限つき返金の自動処理、法人向け請求書払いなど、予約ビジネス向けの機能が含まれます。単発の有料相談だけならJicoo Pro、返金ルールや指名を含む継続的な予約運用ならSailLab Standardが釣り合う構成です。

ケース2: 3人のチームで使う場合。チーム機能を使う構成は、JicooがTeam(¥960×3人=月¥2,880)、SailLabがStandard(¥1,200×3人=月¥3,600・税抜)です。差は月¥720。この価格帯では金額よりも、AI議事録が要るか、メニュー+指名の予約ページが要るかという機能軸で選ぶほうが合理的です。なお、予約にお金と担当者選択が絡まないチームなら、SailLabはLight(¥800×3人=月¥2,400・税抜)で足ります。

それぞれの強みと弱み

Jicooの強み

  • フォーム・決済・AI議事録まで1つのプラットフォームで完結する機能の幅
  • iCloudを含むカレンダー連携の広さ
  • SSO・IP制限・ISO/IEC 27001認証など、IT部門の審査に応えやすい管理機能

Jicooの弱み

  • 機能が多いぶん、初期設定で決めることが多く、習得に時間がかかる
  • AI議事録などの上位機能を使うにはTeamプラン以上が必要になる
  • 予約ページの見た目のカスタマイズは限定的

SailLabの強み

  • メニュー選択・担当者指名・事前決済が1つの予約ページで完結する
  • 返金ポリシーの自動処理や請求書払いなど、有料予約の運用機能が深い
  • プラットフォーム手数料0%の決済と、カバー画像によるブランディング
  • 機能を絞っているぶん、設定項目が少なく立ち上げが速い

SailLabの弱み

  • AI議事録・会議分析の機能はない(予約の受付レイヤーに特化)
  • iCloudカレンダーとの連携は未対応(Google・Outlookのみ)
  • SSO・SAML・IP制限など大企業向けの管理機能はない
  • 2026年公開のため、運用実績の蓄積はこれから

どちらを選ぶべきか|4つの質問で決める

次の4つの質問に順に答えると、自分に合う側がほぼ決まります。

  1. 会議の「あと」に価値があるか。議事録・要約・タスク抽出が業務資産になる(営業商談、社内会議が中心)ならJicooです。SailLabに会議分析の機能はありません
  2. 予約は「メニューを選ぶ買い物」か。お客様が時間・料金の異なるメニューや担当者を選んで予約するなら、その導線を1ページで作れるSailLabです
  3. 決済にどこまで求めるか。支払いを受け取るだけならJicoo Proで足ります。期限つき返金の自動処理や請求書払い、指名料まで含めるならSailLab Standardです。事前決済を軸にした運用設計は無断キャンセル対策の解説で詳しく扱っています
  4. 管理側の要件はどちら寄りか。SSOやIP制限などIT要件が先に立つならJicoo、予約ページの見た目とブランドが先に立つならSailLabです

4つのうち1と4前半がJicoo寄り、2と3後半がSailLab寄りです。両方に半分ずつ当てはまる場合は、無料プラン同士で並行運用し、実際の予約導線で試すのが確実です。

JicooからSailLabへの移行手順

  1. SailLabの無料アカウントを作成し、Google・Outlookカレンダーを連携する
  2. Jicooで運用していた予約タイプを、SailLabの予約リンクまたはサービスメニューとして再作成する
  3. 事前アンケートの質問項目を移し、担当者が複数いる場合はプロフィールを設定する
  4. 決済を使う場合はStripeアカウントを接続し、料金と返金ポリシーを設定する
  5. カバー画像・ブランドカラー・リマインド文面を整える
  6. メール署名・Webサイト・SNSの予約URLを差し替え、進行中の予約はJicoo側で完了させる

まとめ:予約の性質で決める

JicooとSailLabの分かれ目は、機能の多い少ないではなく予約の性質です。会議の前後まで含めて業務を1つに統合したいならJicoo、メニューと担当者を選んで支払ってもらう受付を作りたいならSailLab――この軸で判断すれば迷いは残りません。

ほかの国産ツールとの比較は調整さんからのアップグレード先5選を、海外ツールとの比較はCalendly日本語完全ガイドをご覧ください。SailLabを試す場合は、無料アカウントから数分で予約ページを作成できます(クレジットカード登録は不要です)。

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予約受付を、SailLabで自動化する

カレンダー連携・自動リマインド・事前決済までを1つの予約ページに。無料プランは登録3分、クレジットカード登録は不要です。