伝助の出欠表は、イベント名と候補日を入れれば1〜2分で作れます。会員登録もアプリも要りません。それでも伝助の「よくある質問」の先頭には、「イベント編集ページのアドレスが分かりません。」という質問が置かれています。作るのは簡単で、困るのは作ったあとだということです。
この記事は、これから伝助で出欠表を作る幹事や主催者の方に向けたものです。作成と回答の手順を先に確認し、そのあとで編集用URLの控え方、なくしたときの戻り方、出欠表が消える条件を扱います。
この記事の結論
伝助は「イベントを新規に作成する」からイベント名と候補日程を入れ、表示されたURLを配れば使えます。作成時にメールアドレスを入れておくと、編集用URLの控えが届きます。入れずに作ると、編集用ページへのリンクは作成した端末に30日間しか出ません。更新のない出欠表は159日で消えるため、終わった調整は結果を別に残してください。
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伝助で出欠表を作成する手順
主催者の作業は4つです(出典: 伝助「使い方」、2026年9月時点の記載)。
- 伝助のトップページで「イベントを新規に作成する」を押す
- 「イベント名」と「候補日程」を入れる。必須はこの2つだけで、候補日程は1行に1つずつ書く
- 必要なら「イベント説明文」「パスワード」「メールアドレス」を入れて「作成する」を押す
- 作成完了画面に出たURLを、メールやLINEで参加者に送る
候補日程はカレンダーの日付を押すと入力されます。時間まで聞きたいときは「入力オプション」を開き、「午前,午後」や「18:00,19:00,20:00」のように半角カンマで区切って入れてから日付を押すと、1日ぶんの候補がまとめて並びます(出典: 伝助「一歩進んだ使い方」)。1つの出欠表に入る上限は、候補日程500件・人数100人です(出典: 伝助 よくある質問)。
3番目の「メールアドレス」は任意ですが、ここは空欄にしないでください。理由は次の次の章で説明します。回答の選択肢は初期設定の「○△×」のほか、作成後に編集ページで「○×」「◎○△×」に変えられます。それ以外の文字には変えられません(出典: 伝助 よくある質問)。
回答する側の使い方
URLを受け取った人は、名前を入れて「新規追加する」を押し、候補ごとに○×△を選んで「登録する」を押します。直したいときは、一覧表で自分の名前を押すと変更画面に移ります。
気をつけたいのは、他の人の行も同じ操作で変更できることです。伝助は個人を識別するパスワードを発行しない方針のため、名前を押せば誰の回答でも書き換えられます(出典: 伝助 よくある質問)。回答が知らないうちに変わっていたら、まずこれを疑ってください。
伝助はブラウザで動くサービスで、インストールする公式アプリはありません(伝助公式サイトの記載)。「伝助 アプリ」で探すと Google Play に「株式会社 伝助」名義のアプリが出てきますが、これは帰宅連絡用のアプリで、日程調整の伝助とは別のものです(2026年9月時点)。スマートフォンではURLをホーム画面に追加しておけば、アプリと同じように開けます。
編集用URLはどこにあるか、なくしたらどうするか
伝助にはログインがありません。候補日の追加や削除、選択肢の変更は「イベント編集ページ」で行い、そのページのURLが事実上の鍵になります。確認できる場所は次の3つです(出典: 伝助 よくある質問、2026年9月時点)。
| どこで確認できるか | 条件 |
|---|---|
| 作成完了画面 | 作った直後の1回だけ表示される |
| 「登録内容控え」のメール | 作成時にメールアドレスを入れた場合だけ届く |
| 出欠一覧ページの「イベント編集ページ」リンク | 作成した端末で開いたときだけ、作成から30日間表示される |
表の3行目が、よくある詰まり方の正体です。作った翌週に別のパソコンで開く、スマートフォンで作って会社のPCで直そうとする、1か月以上たってから日程を足す。どれもリンクが表示されない条件に当てはまり、壊れたように見えます。
なくしたときは、伝助の編集用ページURL再通知依頼から、出欠表のURLとメールアドレスを入れて控えの再送を頼めます。入力したアドレスが作成時のものと違う場合、セキュリティのため作成時のアドレスにも通知が送られます。作成時にメールアドレスを入れておくことが、ここでも一番確実な備えです。
LINEで受け取ったURLから編集ページを開くと、日程の削除や並べ替えが保存されないことがあります。伝助はLINEアプリ内のブラウザの挙動によるものと案内しており、URLをコピーしてChromeやSafariで開き直すよう勧めています。
出欠表が消える条件と、通知が届かないとき
伝助の出欠表には期限があります。159日以上、出欠の登録や変更がないと自動的に削除されます。延ばしたいときは出欠を更新すれば、その時点から159日後まで有効になります(出典: 伝助 よくある質問)。年に一度の同窓会や、半年ごとの会で去年の表を使い回すつもりなら、決まった日程と出席者は別に控えておくほうが安全です。
回答があったときのメール通知は、出欠表の下の「更新をメールで通知する」から設定します。通知が来ないときは、次の3つを確認してください(出典: 伝助「一歩進んだ使い方」、よくある質問)。
- 自分の端末からの更新は通知されない。通知を登録した端末での変更は、本人の操作とみなされます
- すぐには届かない。30分程度の間隔で、その間の更新をまとめて送る仕組みです
- 携帯キャリアのアドレスは遮断されやすい。docomo・au・SoftBankのアドレスは迷惑メールとして弾かれることが多く、伝助自身がそれ以外のアドレスを勧めています
伝助で足りる集まり、足りない集まり
ここまでの注意点は、別々の不具合ではありません。ログインをなくした代わりに、URLを持つ人が編集の権限を持つという1つの作りから来ています。飲み会やサークルのように、全員が対等で、多少書き換えられても困らない集まりなら、この割り切りは長所です。登録不要で相手に何も求めません。
足りなくなるのは、名簿のある集まりです。保護者会や委員会、社外との打ち合わせのように、誰の回答かが確かでないと困る場面、まだ答えていない人を知りたい場面、他の人の回答を見せたくない場面では、URLだけで管理する作りがそのまま手間になります。こうした場面で見たいのは、主催者がログインして管理できること、招く相手ごとにリンクが分かれていること、未回答者と回答の公開範囲を扱えることの3点です。以下では、これを満たすツールの一例として SailLab を取り上げます。
SailLab(セイルラボ)

SailLab は、候補日を集める投票と、日時を決めたあとの予約受付を1つにまとめた国産のツールです。日程調整の部分は無料の範囲で使えます。
- 主催者はログインして管理します。編集用URLを控えておく必要がありません
- メールで招くと、一人ずつに名前入りのリンクが届きます。まだ答えていない人が一覧でわかります
- 他の人の回答を隠せます。回答者には自分の行だけを見せ、主催者は全体を見ます
- 候補日は期間・時間帯・曜日の指定でまとめて作れます(最大120枠)
アカウントを作らずに登録不要の日程調整ツールを使うこともできます。ただしこの形は、伝助と同じく管理用のリンクが作成時に1回だけ表示されます。回答は5人まで、メールでの招待・回答の非公開・日程の確定はできません。あとから「アカウントに移す」を選ぶと、URLと集まった回答はそのままで、管理はログインに切り替わります。
| プラン | 月額(税抜) | 1つの日程調整に回答できる人数 |
|---|---|---|
| アカウントなし | 0円 | 5人 |
| Free | 0円 | 10人 |
| Light | 1,000円(年払いで月あたり800円) | 上限なし |
| Standard | 1,500円(年払いで月あたり1,200円) | 上限なし |
金額は2026年9月時点のものです(最新の内容は料金ページ)。名簿のある集まりを繰り返し運営する人に向いたツールです。
調整さんとの違いは調整さんに似た無料ツールの記事、調整さん側の作り方は調整さんの作り方の記事にまとめています。名簿のある集まりの日程調整は、SailLab の無料アカウントから試せます(クレジットカード登録は不要です)。
森本 健 / SailLab 編集部
SailLab 編集部で、Googleカレンダー・Googleフォーム・Excel・Teams など、手元のツールで予約や日程調整を回す方法とその限界について書いています。