2025年10月1日から、ペライチのフリープランではページを公開できなくなりました。同じ日に、それまで使った分だけ払えばよかった予約とメルマガの機能も、ビジネスプランとプロフェッショナルプランに含まれる形に変わっています。[1]ホームページの料金を見直すだけでなく、ペライチで予約を受けていた人は、プランの選び方そのものが変わりました。
この記事は、カウンセラーや講師、コーチ、フリーランスのように、ペライチで自分のページを持ち、予約や決済も受けている人に向けたものです。いまの料金、予約と事前決済にかかる手数料、予約の売上ごとの毎月の総額を、ペライチの公式ページで確かめた数字で整理します。金額は2026年10月10日に確認したものです。
この記事の結論
ペライチの料金は、ライト月額1,628円、レギュラー3,278円、ビジネス4,378円、プロフェッショナル7,678円(いずれも税込、2026年10月時点)です。2025年10月からはフリープランでページを公開できず、予約とメルマガはビジネス以上でしか使えません。予約で事前決済を受けると手数料はビジネス6.0%、プロ4.5%からで、予約の売上が月22万円を超えるならプロのほうが安くなります。
目次
個人で教える人や相談を受ける人のための記事は、個人・小規模チーム向けリソース集にまとめています。
2025年10月に変わったこと
ペライチは2025年8月18日に、サービス内容の改定を発表しました。改定日は2025年10月1日で、フリープランの公開ページが1から0になり、予約とメルマガの従量課金が終わりました。[1]検索で「ペライチ 無料プラン 終了」と調べる人が増えたのは、この改定のためです。
フリープランでは公開できなくなった
改定前のフリープランでは、1ページまで無料で公開できました。改定後は公開できるページが0になり、ページを公開し続けるには、いずれかの料金のかかるプランへの変更が必要になりました。[1]2025年9月30日までにプランを変えなかったフリープランのページは、10月1日から非公開になっています。
フリープランそのものは残っていて、ページを作ること自体は無料でできます。「ペライチは完全に無料で使えるか」という質問への答えは、作るのは無料、公開するには有料です。
予約とメルマガはビジネス以上に
同じ改定で、予約機能とメルマガ機能を使った分だけ払う従量課金が終わり、ビジネスプランとプロフェッショナルプランに含まれる形に変わりました。[1]フリー、ライト、レギュラーのプランで予約やメルマガを従量課金で使っていた人は、引き続き使うためにビジネス以上への変更が必要になりました。
メルマガは、月3,000通までは無料で、3,001通目から料金がかかる仕組みが続いています。[1]ホームページを名刺代わりに置いておくだけなら安いプランで足りますが、予約を受けるかどうかで、選べるプランの下限が変わるということです。
改定のときに動いた人たち
改定の告知を受けて、すぐに動いた人もいます。クリエイターで講師も務めるアザラニアンさんは、2025年8月にXで、フリープランが実質なくなる告知を読み、「無料版を使ってるクライアントが居たので慌てて連絡した」と書いています。[2]
業界16年のWebマーケター・ディレクターとしてフリーランスで働くマッキーさんは、改定の直前に「これ払うなら他でよくない?って人もいそうだけど、他社がこの流れに乗ってフリー廃止したら…乗り換えドキドキ」と書いています。[3]続けるか乗り換えるかを決めるには、いまの料金を正確に知るところから始めます。
いまの料金プラン
2026年10月10日時点で、ペライチで公開できるプランはライト、レギュラー、ビジネス、プロフェッショナルの4つです。[4]どのプランも、容量無制限のサーバーとサブドメイン、チャットやメールでのサポートが含まれています。
4つのプランと公開できるページ数
| プラン | 月額(税込) | 公開できるページ | 予約・メルマガ |
|---|---|---|---|
| ライト | 1,628円 | 3ページ | 使えない |
| レギュラー | 3,278円 | 5ページ | 使えない |
| ビジネス | 4,378円 | 20ページ | 使える |
| プロフェッショナル | 7,678円 | 20ページ | 使える(予約プラスつき) |
税抜の月額は、ライト1,480円、レギュラー2,980円、ビジネス3,980円、プロフェッショナル6,980円です。[4]解説記事の中には、ビジネスを3,940円、プロフェッショナルを6,910円(いずれも税込)と書いているものや、レギュラーを別の名前で紹介しているものもあります。料金と名前は、公式の料金ページで確かめてから決めてください。
年契約と1か月のお試し
ペライチは、どのプランも年契約にすると月払いより10%以上安くなると案内しています。[4]月払いのまま1年使った場合の年額は、ビジネスで52,536円、プロフェッショナルで92,136円です。
はじめての人は、プロフェッショナルと同じ機能を1か月無料で試せる「お試しビジネスプラン」から始められます。お試しの期間が終わっても、自動で料金のかかるプランに切り替わることはないと書かれています。[4]予約や決済を一通り試してから、どのプランで続けるかを決められます。
ライトとレギュラーでできないこと
ライトとレギュラーでは、予約とメルマガが使えません。決済の機能は使えますが、決済の手数料はライトが6.0%から、レギュラーが4.5%からです。[4]商品を売るページだけなら足りても、セッションや相談の予約を受けて、その場で支払ってもらう使い方はできません。予約を受ける人にとって、ペライチの料金はビジネスの4,378円から始まると考えます。では、予約を受けると何にいくらかかるのでしょうか。
予約と事前決済にかかる費用
ペライチで予約を受けるときの費用は、プランの月額と、事前決済の手数料の2つです。事前決済の手数料は、プランによって率が変わります。
ペライチ予約でできること
ペライチの予約の案内ページには、次のような機能が挙げられています。[5]
- Web会議のURLの自動発行と、予約時・リマインド・お礼のメールの自動配信
- 当日予約、曜日ごとの繰り返しの枠、日付を指定した枠、連続した日にちの予約
- 即時の予約受付と、承認が必要な予約の仮受付、複数名の同時予約、順番予約
- 予約申し込みと同時の事前決済、キャンセルの管理、予約内容をGoogleカレンダーで確認できる連携
複数のコースや、有料の追加オプションを設定する「予約プラス」は、プロフェッショナルプランで使える機能です。[4]カウンセリングの初回と2回目、短いコースと長いコースのようにメニューを分けたい場合は、プロフェッショナルが必要になります。
事前決済の手数料はプランで変わる
予約と同時に料金を払ってもらう事前決済には、売上に応じた決済手数料がかかります。率はプランごとに次のとおりです。[6]
| プラン | 決済(商品の販売) | 予約(事前決済) |
|---|---|---|
| プロフェッショナル | 4.5%〜 | 4.5%〜 |
| ビジネス | 4.5%〜 | 6.0%〜 |
| レギュラー | 4.5%〜 | 使えない |
| ライト | 6.0%〜 | 使えない |
同じビジネスプランでも、商品を売るときの決済は4.5%から、予約の事前決済は6.0%からと、率が違います。セッションや相談を予約で売る人は、表の右の列を見て比べます。
VISA・Master以外の手数料
表の手数料は、VISAとMastercardで支払われた場合のものです。ペライチは、それ以外の支払い手段ごとの手数料を別に案内しています。[6]お客様にJCBやAmerican Expressで払う人が多い場合は、実際の手数料が表より高くなることがあります。自分のお客様がどのカードで払うことが多いかを、これまでの入金の記録で確かめておくと、試算がずれにくくなります。売上ごとに、毎月いくらになるかを計算してみます。
予約の売上別に見る毎月の総額
予約を受ける人の毎月の費用は、月額 + 予約の売上 × 事前決済の手数料率で出せます。ビジネスとプロフェッショナルのどちらが安いかは、予約の売上で決まります。
ビジネスとプロの境目は月22万円
ビジネスとプロフェッショナルの月額の差は、7,678円 − 4,378円 = 3,300円です。事前決済の手数料率の差は、6.0% − 4.5% = 1.5ポイントです。3,300円 ÷ 1.5% = 22万円なので、予約の事前決済の売上が月22万円を超えると、プロフェッショナルのほうが毎月の総額は安くなります。
月22万円は、1回1万円のセッションなら月22回、1回5,000円の相談なら月44回です。この回数を毎月超えるかどうかが、プランを決める目安になります。メニューを分けたい場合や、予約プラスの機能が要る場合は、売上にかかわらずプロフェッショナルを選ぶことになります。
月8万円と月30万円の例
| 予約の売上 | ビジネス | プロフェッショナル |
|---|---|---|
| 月8万円 | 4,378 + 4,800 = 9,178円 | 7,678 + 3,600 = 11,278円 |
| 月30万円 | 4,378 + 18,000 = 22,378円 | 7,678 + 13,500 = 21,178円 |
手数料は、VISAとMastercardの率で計算しています。月8万円ならビジネスが2,100円安く、月30万円ならプロフェッショナルが1,200円安くなります。どちらの場合も、毎月の費用の半分以上が手数料になっている点にも注目してください。売上が増えるほど、プランの月額より手数料の率のほうが効いてきます。
年額で見ると
月8万円の売上が1年続くと、ビジネスでは月額52,536円と手数料57,600円で、年間110,136円です。月30万円なら、プロフェッショナルで月額92,136円と手数料162,000円で、年間254,136円になります。年契約にすると月額の部分は10%以上安くなりますが、手数料の部分は年契約でも変わりません。ここまでの数字をもとに、続けるか、予約だけを分けるかを考えます。
ペライチを続けたほうがいい人、予約を分けたほうがいい人
ペライチを続けるか、予約と決済だけを別のツールに分けるかは、ペライチで何を作っているかで決まります。ホームページそのものが仕事の入口になっている人と、予約のためだけに使っている人では、答えが違います。
ペライチが合う人
- ホームページ、商品の販売ページ、予約のページを、同じ見た目で一つのサービスにまとめたい
- メルマガで読者に案内を送っていて、月3,000通の無料の範囲を使っている
- 承認が必要な予約や、順番予約、複数名の同時予約を使っている
- 予約の売上が月22万円を超え、プロフェッショナルの4.5%の率を使える
ページを作り、予約を受け、メルマガを送るところまでを一つのサービスで済ませられることが、ペライチを使い続ける理由になります。
予約を分けたほうがいい人
- ペライチのページはプロフィールとメニューの紹介だけで、ページは数枚で足りる
- 予約を受けるためだけに、ビジネス以上のプランを払っている
- 初回と2回目のように予約のメニューを分けたいが、そのためだけにプロフェッショナルを払うのは重い
- 予約の売上が月22万円に届かず、ビジネスの6.0%を払っている
この場合は、ページの公開はライトやレギュラーのまま残し、予約と決済だけを予約ツールに移す方法があります。ページから予約ツールの予約ページへリンクを張れば、お客様の流れは大きく変わりません。
分けると手数料が上がる場合
予約ツールに分ければ、必ず安くなるわけではありません。予約ツールにも、月額のほかに売上に対する手数料がかかるものがあります。たとえば次の章で紹介する SailLab は、カード決済にStripeの手数料3.6%がかかり、SailLab の手数料はプランによって0%または3%です。合わせると3.6%か6.6%で、6.6%はペライチのビジネスの6.0%より高くなります。
ペライチをライトやレギュラーに下げて浮く月額と、予約ツールの月額と手数料を、自分の売上で並べて比べてください。手数料の率が低いプランを選べるかどうかで、どちらが安いかは逆になります。
予約と決済を予約ツールで受ける
予約と決済だけを分ける場合、ツールにはペライチの予約で使っていた機能を引き継げることと、カレンダーとの連携が求められます。
必要なこと
- カレンダーの予定がある時間は、予約の空きとして出さない
- Web会議のURLが予約ごとに発行され、確認メールで届く
- 予約と同時にカードで料金を払ってもらえる
- リマインドやお礼のメールを自動で送れ、お客様が自分で日程を変えられる
- ペライチのページから、予約ページへリンクで案内できる
SailLab(セイルラボ)
以下では、予約と決済を分けて受けるときのツールの一例として、SailLab を取り上げます。

SailLab は、予約ページ・カレンダー連携・事前決済・リマインドメールを1つにまとめた国産の予約システムです。
- GoogleカレンダーとMicrosoftのカレンダーに対応し、予定のある時間は予約を受けません
- Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの会議URLが予約ごとに発行され、確認メールで届きます
- 予約したその場でカードで料金を払ってもらえ、入金は自分のStripeアカウントに直接入ります
- 初回と2回目、短いコースと長いコースのように、予約ページを分けて作れます。リマインドやお礼のメールも、時間を決めて送れます
カード決済にはStripeの手数料3.6%がかかり、SailLab の手数料はプランによって0%または3%です。月額料金とあわせて料金ページで確認できます。カウンセラーやコーチの使い方はコーチ向けのページで紹介しています。
できないこと
できないことも書いておきます。SailLab はホームページ作成のサービスではなく、ページやネットショップ、メルマガを作る機能はありません。ペライチのページに予約の画面を埋め込むこともできず、予約ページはリンクで案内する形になります。
通知はメールだけで、LINEには対応していません。ペライチの承認制の予約(仮予約)や順番予約に当たる機能もないため、それらを使っている人は、ペライチの予約を続けるほうが合っています。予約サービスの選び方は、事前決済で無断キャンセルを防ぐ記事でも扱っています。最後に、プランを決める前に確かめることを4つ挙げます。
プランを決める前に確かめる4つ
ペライチのプランを決める前に、次の4つを自分の数字で確かめてください。4つとも答えが出れば、プランは一つに決まります。
- 公開したいページは何ページか。3ページまでならライト、5ページまでならレギュラー、それを超えるならビジネス以上です。
- ペライチで予約を受けるか。受けるならビジネス以上です。受けないなら、予約は別のツールに分ける選択肢があります。
- 予約の事前決済の売上は月いくらか。月22万円を超えるならプロフェッショナル、超えないならビジネスが安くなります。
- メニューを分けるか、承認制の予約や順番予約を使うか。メニューを分けるならプロフェッショナル、承認制や順番予約が要るならペライチの予約が向いています。
予約と決済だけを分けて試す場合は、無料アカウントから予約ページを作成できます。クレジットカード登録は不要です。
岡田 沙織 / SailLab 編集部
SailLab 編集部で、ひとりで事業を営む方や小さなチームに向けて、予約と日程調整のしくみづくりや、Googleカレンダー・Excelなど手元のツールの使い方とその限界について書いています。