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年末年始休業のお知らせ、予約で受ける仕事は閉め方まで書く

14分で読める 中村 遼 中村 遼 / SailLab 編集部
年末年始休業のお知らせ、予約で受ける仕事は閉め方まで書く

12月31日の夜、年末の休みに入って3日目に、予約の通知が届きます。1月2日の朝10時、継続中の生徒さんからの予約です。お知らせには「12月29日から1月3日までお休みします」と書いたはずでした。予約で受ける仕事の年末年始は、お知らせの文面だけでは閉じられません。

この記事は、教室やレッスン、コーチング、カウンセリング、士業の相談のように、予約を受けて仕事をする人に向けたものです。2026年末から2027年始の暦、休み方の決め方、すでに入っている予約の扱い、予約ページの閉め方、そのまま使えるお知らせの文面、お金の締めまでを、11月から1月の予定に沿って整理します。お店の張り紙や取引先への挨拶状だけが必要な人には、例文の多い一般向けの記事のほうが役に立ちます。

この記事の結論

予約で受ける教室や相談業の年末年始のお知らせには、休む期間と再開日に加えて、休み中の予約の受け方と、すでに入っている予約の扱いを書きます。2026年末は12月29日(火)〜1月3日(日)を休み、1月4日(月)再開がわかりやすい暦です。過去5年の検索の動きでは、コーチングやキャリア相談の検索は年末の週に下がり、1月最初の週に戻っていました。

予約で受ける仕事の年末年始で、変わること

お店の年末年始は、張り紙を貼って入口を閉めれば、休みの間にお客様が来ることはありません。予約で受ける仕事はそうはいきません。休みに入る前から、休みの間の予定と、年明けの予定がすでに動いているからです。お知らせを考える前に、何が違うのかを3つに分けて確かめます。

すでに予約が入っている

継続中のお客様は、12月の早いうちに年末や年明けの予約を入れていることがあります。毎週火曜のレッスン、月に1回の面談、前回の終わりに決めた次回の約束などです。お知らせを出しても、すでに入っている予約は消えません。

お知らせは「これから予約する人」に向けた文面で、すでに予約した人には、1人ずつの連絡が要ります。この2つを分けて考えるのが、予約で受ける仕事の年末年始の出発点です。

予約ページは休まない

予約ページは、休みの間も24時間開いています。休む日を閉じておかなければ、冒頭の例のように休み中の日に予約が入ります。逆に、予約ページごと止めてしまうと、休みの間に年明けの予約をしようとした人を逃します。

年末年始は、仕事が落ち着いて、来年のことを考える人が増える時期でもあります。休みの間に予約ページを見る人は、多くの場合「休みの間に受けたい人」ではなく「年明けに受けたい人」です。

1月最初の週に、検索が戻る

このことを、Googleトレンドの週ごとの検索の動きで確かめました。2021年から2026年の5回の年末年始について、12月の最初の2週の平均と比べて、年末の週と1月最初の週がどうなっていたかを計算しています。[1]

検索語年末の週1月最初の週
コーチング12月はじめの69〜74%87〜123%
キャリア 相談47〜88%100〜156%

5回とも、年末の週に下がり、1月最初の週に12月はじめの水準まで戻るか、それを上回っていました。トレンドの数値は検索の多さの相対値で、件数ではありません。それでも年明けの最初の週から、相談したい人は戻ってくるという向きは、5年続けて同じです。では、いつからいつまで休むかを決めます。

休み方を決める

年末年始の休みに、法律で決まった期間はありません。役所や銀行の休みに合わせる人が多いのは、取引先や手続きの都合が合うからです。予約で受ける仕事では、相手の休みと自分の休みが重なる時期をどう扱うかも一緒に決めます。

2026〜2027年の暦

国の行政機関は、土日と祝日に加えて、12月29日から翌年の1月3日までが休日と定められています。[2]銀行の休日は、土曜日と祝日のほか、12月31日から翌年の1月3日までです。[3]2026年から2027年にかけての並びは次のとおりです。

日付役所銀行
12月28日(月)年内最後の執務日営業
12月29日(火)・30日(水)休み営業(30日が年内最後)
12月31日(木)〜1月3日(日)休み休み
1月4日(月)執務開始営業開始

1月11日(月)は成人の日で、年明け最初の三連休になります。月曜にレッスンや面談を入れている人は、この日の扱いも年末のお知らせと一緒に伝えておくと、1月に入ってから連絡し直さずに済みます。

予約で受ける仕事の、3つの休み方

予約で受ける仕事の休み方は、おおむね次の3つに分かれます。

休み方休む期間(2026年末)向いている仕事
役所と同じ12月29日(火)〜1月3日(日)士業の相談、平日に受ける面談
元日の前後だけ12月31日(木)〜1月2日(土)週末や夜に受ける教室・レッスン
対面は休み、オンラインは一部開ける対面は12月29日〜1月3日、オンラインは1月2日・3日だけ受けるコーチング、キャリア相談、オンラインのレッスン

3つ目は、年明けに相談したい人が戻ってくる動きを生かす形です。ただし、休みの間に受ける枠は、自分が無理なく受けられる数に絞ります。年末年始は、自分の家族の予定も動く時期です。

受付と実施を分ける

休み方を決めるときは、セッションをする日と、予約を受け付ける期間を分けて考えます。セッションは12月29日から休んでも、予約ページは休みの間も開けておき、1月4日以降の予約を受け付ける、という形です。

こうしておくと、年末に「来年から始めたい」と思った人が、休みの間にそのまま年明けの予約を入れられます。休みの間に受けた予約への返事や確認は、自動で送られるメールに任せ、個別の返信は再開日からにします。休み方が決まったら、まず入っている予約から片づけます。

すでに入っている予約の扱い

お知らせより先に手をつけたいのが、休みの期間にかかる予約です。お知らせを読んで気づいてもらう、ではなく、こちらから1人ずつ連絡するのが基本です。洗い出し、連絡の文面、振替と前払いの扱いの順に見ます。

休みの期間の予約を洗い出す

予約の一覧で、休む期間に入っている予約を探します。見落としやすいのは、毎週や隔週の決まった曜日に入れている継続のお客様と、前回のセッションの終わりにその場で決めた次回の約束です。紙の手帳やメッセージで約束した予約がある人は、それも一覧に書き足します。

休みの期間の前後の日も確かめます。12月28日(月)の夜の予約は、年内最後の対応日になります。1月4日(月)の朝一番の予約は、休み明けの準備が間に合うかを考えて、時間をずらしてもらうこともあります。

1人ずつの連絡文

休みの期間に予約が入っている人には、次のような文面で連絡します。【 】を書き換えて使ってください。

【お名前】様

いつもありがとうございます。【教室名・屋号】の【名前】です。
誠に勝手ながら、2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日)は年末年始のお休みをいただきます。
いただいている【1月2日(土)10:00】のご予約は、お休みの期間にあたるため、日程の変更をお願いできますでしょうか。

予約ページから、1月4日(月)以降のご都合のよい日時を選び直していただけます。
【予約ページのURL】
変更のご予約が確認できた時点で、もとのご予約はこちらで取り消します。

ご不便をおかけして申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

ポイントは、代わりの日時を選べる場所を、同じ連絡の中で示すことです。「別の日にご連絡します」と書くと、年末に返事の往復が増えます。

振替・回数券・前払いの扱い

決まった回数のレッスンを月ごとに受けている人や、回数券を使っている人には、休みで減る回数の扱いを決めておきます。休みの週の分を1月中に振り替えるのか、回数券の期限を休みの日数分延ばすのか、どちらかをお知らせに書いておくと、後から「休みで使えなかった」と言われずに済みます。

前払いで受け取っている予約を、こちらの都合で動かしてもらう場合は、日程の変更を基本にし、変更できない人には返金で対応します。こちらの都合の休みで、相手が損をしないように決めておくのが、年明けも続けてもらうための前提です。次は、新しい予約が休みの日に入らないようにします。

予約ページの閉め方

予約ページでは、休む日だけを閉じて、年明けの予約は受け付けたままにします。休みに入ってから気づいても、休み中の予約にはこちらから連絡し直すしかありません。お知らせを出す前に、予約ページの設定を済ませておきます。

休む日を閉じる

予約ページの受付時間の設定で、12月29日から1月3日を休みの日として登録します。毎年同じ期間を休むなら、毎年繰り返す休みとして登録しておけば、来年また設定する必要がありません。祝日を自動で休みにする設定を使っている場合も、12月29日から31日と1月2日・3日は祝日ではないので、別に休みとして登録します。

カレンダーと連携して、埋まっている時間を予約ページから外している場合は、カレンダーに「年末年始休み」の予定を入れて閉じる方法もあります。ただ、終日の予定は「予定なし」の扱いになっていることがあり、それでは閉じられません。どちらの方法でも、設定したあとに予約ページを自分で開き、休みの日が選べなくなっていることを確かめます。

年明けの枠を開けておく

1月4日以降の予約を、休みの間も受け付けられるようにしておきます。予約を受け付ける期間が「何日先まで」と決まっている場合、12月の早いうちだと1月の枠がまだ表示されないことがあります。休みに入る前に、1月中旬までの日が予約ページに出ているかを確かめます。

1月4日の朝は、休み明けの準備や問い合わせへの返信で時間を取られます。最初の日は午後から枠を開けるなど、再開日は少し余裕を持たせると、年明け早々の予約にも落ち着いて応じられます。

リマインドとキャンセル期限が休みにかかるとき

前日に自動で送るリマインドのメールや、「前日の18時まで無料でキャンセルできる」といった決まりは、休みの間も動きます。1月4日(月)の予約のリマインドは1月3日(日)に届き、キャンセルの連絡も休みの最終日に届くことになります。

休みの間に届いたキャンセルや変更は、自動で受け付けて、個別の返事は再開日に回す形にしておくと、休みの間にメールを確かめる必要がなくなります。相手が自分で日時を変更できる仕組みにしておくと、ここでの往復がほとんどなくなります。

SailLab(セイルラボ)

以下では、こうした年末年始の設定ができるツールの一例として、SailLab を取り上げます。

ピアノの個人レッスンの予約ページで、12月29日から31日が選べない状態になり、12月26日の枠を選んでいる画面

SailLab は、予約ページ・カレンダー連携・予約フォーム・リマインドメール・決済を1つにまとめた国産の予約システムです。

  • 休みの日を日付で閉じる設定と、毎年繰り返す休みの登録ができます。日本の祝日を自動で休みにする設定もあり、祝日ごとに休むかどうかを選べます
  • 何日先まで予約を受け付けるか、何時間前まで受け付けるかを、予約ページごとに決められます。休みの間も、年明けの予約は受け付けたままにできます
  • リマインドのメールは送る時間を自分で決められ、文面も編集できます。メールには日時の変更とキャンセルのリンクが入り、お客様が自分で日程を変えられます
  • 予約ページの説明文に、休みの期間と再開日を書いておけます。料金を予約のときにカードで受け取る設定もあります

教室やレッスンでの使い方は教育・レッスン向けのページで紹介しています。カード決済には Stripe の決済手数料3.6%がかかり、SailLab の手数料はプランによって0%または3%です。料金は料金ページで確認できます。

できないこと

できないことも書いておきます。LINEやSMSでのお知らせは送れません。休みの連絡をLINEで届けている人は、これまでどおりLINEで送り、予約ページには説明文で同じことを書きます。毎週同じ曜日の予約をまとめて押さえる定期予約もないため、休み明けの継続の予約は1回ずつ入れてもらう形です。

Googleマップに出る営業時間は、Googleビジネスプロフィールの側で変えます。予約ページをGoogleマップにつなげている場合は、Googleマップに予約リンクを付ける記事も参考になります。仕組みが整ったら、お知らせの文面です。

お知らせの文面

お知らせは、休む期間、年内の最後の日、再開日、休みの間の予約の受け方の4つを、曜日つきで書きます。継続中のお客様へのメール、予約ページとホームページ、SNSと自動返信の順に文面を用意します。

継続中のお客様へのメール

件名:年末年始のお休みとご予約について(12月29日〜1月3日)

【お名前】様

いつもありがとうございます。【教室名・屋号】の【名前】です。
年末年始は、下記のとおりお休みをいただきます。

・年内のレッスン(ご相談):12月28日(月)まで
・お休み:2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日)
・年明け:1月4日(月)から通常どおり

お休みの間も、予約ページから1月4日以降のご予約を受け付けています。
【予約ページのURL】
お休みの間にいただいたご連絡には、1月4日(月)から順にお返事します。

【回数券・振替の扱いがあればここに。例:お休みの週の分は、1月中に振り替えられます】

今年も一年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

12月の最初の週に送り、休みの1週間前に、件名に「再送」と付けて短くもう一度送ると、見落としが減ります。

予約ページとホームページ

【年末年始のお休み】
2026年12月29日(火)〜2027年1月3日(日)はお休みです。
1月4日(月)以降のご予約は、お休みの間も受け付けています。
お休み中のお問い合わせには、1月4日から順にお返事します。

予約ページの説明文の、いちばん上に置きます。予約しようとした人が、日付を選ぶ前に目にする場所です。ホームページにも同じ文面を載せ、SNSやメールからはこのページに案内します。文面の日付を1か所で決めて、全部に同じものを使うと、曜日の書き間違いも防げます。

SNSと自動返信

SNSは短くし、詳しくは予約ページに案内します。

年末年始は12月29日(火)〜1月3日(日)までお休みします。
1月4日(月)からのご予約は、お休み中も予約ページで受け付けています。
今年もありがとうございました!

メールの自動返信は、休みの初日から最終日までの期間を指定して設定します。文面には、返事をする日と、予約ページの場所を入れます。休みが明けたら、再開の知らせを一言流すと、休み明けの予約のきっかけになります。新年の挨拶メールで年明けの予約を案内するときの文面と注意点は、新年の挨拶メールの記事にまとめています。お知らせが整ったら、お金の締めも同じ時期に済ませます。

お金の締め

予約で受ける仕事では、年内の請求と入金の締めも、休みの前に決めておきます。特に銀行振込で料金を受け取っている人は、銀行の休みに注意が要ります。

銀行振込の請求は12月30日を意識する

先ほどの暦のとおり、銀行は12月31日から1月3日まで休みです。[3]セッションのあとに銀行振込で請求している場合、12月下旬に送った請求の入金は、年明けにずれ込むことがあります。振込の期限を「12月30日(水)まで」か「1月8日(金)まで」のどちらかにはっきり書いておくと、入金の確認で迷いません。

月末締めで請求している人は、12月分の請求をいつ送るかを、お知らせと一緒に伝えておきます。休みの間に請求書を送ると、相手も休みで見落とします。

カード決済と返金

予約のときにカードで前払いを受けている場合は、休みの間に入った年明けの予約も、その場で支払いまで済みます。休みに入る前に、自分の都合で日程を動かしてもらった予約の返金を済ませておくと、年明けに持ち越さずに済みます。

返金や入金の時期は、使っている決済サービスや銀行によって違います。年内に終わらせたい処理は、12月28日(月)までに手をつけると決めておくと安心です。最後に、11月から1月までの流れを予定表にまとめます。

11月から1月の予定表

予約で受ける仕事の年末年始は、11月のうちに休み方を決め、12月の最初の週に連絡を終えると、慌てずに済みます。2026年末から2027年始の日付で並べます。

時期やること
11月中旬休み方を決める(3つのうちどれか)。休みの期間に入っている予約を洗い出す
11月下旬予約ページで休む日を閉じ、1月中旬までの枠が出ているか確かめる。休みの期間の予約に1人ずつ連絡する
12月第1週継続中のお客様にお知らせのメールを送る。予約ページとホームページに文面を載せる
12月21日の週お知らせを短く再送する。12月分の請求と、振込の期限を伝える
12月28日(月)年内最後の対応日。返金や請求の処理を済ませ、自動返信を設定する
1月4日(月)再開。休み中の連絡に返事をし、再開の知らせを流す。自動返信を止める

まずは、予約の一覧で12月29日から1月3日に入っている予約を探すところから始めてみてください。予約の受け方そのものを見直すなら、予約の確認メールとリマインドの記事やレッスンのキャンセル規定の記事もあわせて読めます。予約ページは無料アカウントから作成できます。クレジットカード登録は不要です。

参考資料

  1. Google トレンド「キャリア 相談、コーチング」日本・過去5年・週ごとの値をもとに筆者が計算(12月はじめの2週の平均を100とした、年末の週と1月最初の週の値。2026年10月23日閲覧)
  2. e-Gov法令検索「行政機関の休日に関する法律」第1条(2026年10月23日確認)
  3. e-Gov法令検索「銀行法施行令」第5条(2026年10月23日確認)
中村 遼

中村 遼 / SailLab 編集部

SailLab 編集部で、営業・採用の日程調整、面接や説明会の受付、士業やコンサルタントの相談の受け方についての記事を担当しています。

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