「リザストは無料で使える」。これは、月の決済が3万円までのあいだは本当です。3万1円目の申し込みが入った月から、プロフェッショナル(月5,800円)に上げなければ受付が止まります。さらに30万円を超える月にはエキスパート(月17,400円)が必要で、料金はちょうど3倍になります。
リザスト(リザーブストック)の料金を解説した記事は多くありますが、2024年や2025年の料金をそのまま載せているものがまだ残っています。この記事では、2026年10月5日時点の公式の料金表と有償版約款をもとに、料金と上限の数え方、売上ごとの実際の負担、年払いの損得、上限を超えそうな月の動き方を確かめます。セッションや講座の申し込みをリザストで受けているコーチ、カウンセラー、講師の方が、自分の売上でどのプランが妥当かを判断する材料にしてください。
この記事の結論
リザストの料金は、2026年10月5日時点でライト0円、プロフェッショナル月5,800円、エキスパート月17,400円、プレミアム月46,400円(税込)です。リザスト自体は決済ごとの手数料を取らず、プランは月の決済額の上限で決まります。決済が月3万円を超えるとプロフェッショナル、30万円を超えるとエキスパートが必要になり、料金は3倍になります。
目次
決済サービスごとの手数料を横に並べて比べたい場合は、決済手数料の比較記事にまとめています。この記事の料金と条件は、2026年10月5日にリザーブストックの公式ページで確認したものです。
リザストの料金は4段階。決めるのは決済額
リザストのプランは、ライト(無料)、プロフェッショナル、エキスパート、プレミアムの4つです。ほかの予約システムと違うのは、プランの段が予約の件数ではなく、リザスト上で受けた決済の金額で分かれていることです。まず料金と上限を並べ、そのあとで料金表に載っていない費用を確認します。
月額と年額
公式の料金表は次のとおりです(2026年10月時点、税込)。
| プラン | 月額 | 年額 | 決済の上限(月/年) |
|---|---|---|---|
| ライト | 0円 | 0円 | 3万円/36万円 |
| プロフェッショナル | 5,800円 | 63,800円 | 30万円/360万円 |
| エキスパート | 17,400円 | 191,400円 | 500万円/6,000万円 |
| プレミアム | 46,400円 | 510,400円 | 無制限 |
(出典: リザーブストック「機能と料金表」、2026年10月5日確認)
ネット上には、プロフェッショナル月5,500円、エキスパート月11,000円や11,600円、プレミアム月33,000円や34,800円といった数字も残っています。いずれも過去の料金で、2026年10月5日時点の料金表とは違います。エキスパートの年間の上限を1億円としている記事もありますが、公式の表では6,000万円です。料金と上限は改定されることがあるので、契約の前には公式の料金表を開いて確かめてください。
上限は件数ではなく金額で決まる
どのプランでも、個別予約、イベント、グループ予約、契約サービス、物販、月額の定額課金といった受付の機能そのものは使えます。メルマガの総配信数も、ライトを含む全プランで「制限無し」です。プランを上げる理由のほとんどは、決済の上限です。
上限が金額で決まるということは、単価が高い仕事ほど早く上限に届くということです。1回3,000円のヨガのクラスなら、ライトで月10回分まで受けられます。1回3万円の個人セッションなら、ライトでは月1件で上限です。プロフェッショナルでも、3万円のセッションは月10件までしか受けられません。
上限のほかにも、プランごとに作れるメルマガ・ステップメールの数(ライト10、プロフェッショナル30、エキスパート80、プレミアム300)や、フォームの数、アクセス履歴の保存期間、ファイルの保存容量などが違います。協会管理の機能はエキスパートから、デザインのカスタマイズはプレミアムだけです。複数のスタッフでの予約受付は、プロフェッショナルでは登録から3か月までと書かれており、続けて使うにはエキスパート以上が必要です。広告とリザーブストックのクレジット表示が出るのはライトだけです。
料金表の外でかかるお金
リザスト自体は、決済ごとの手数料を料金表に載せていません。お客さまからの支払いは、PayPal、Univapay、Stripe、ZEUS、Squareのいずれかを接続して受け取る仕組みで、手数料はそれぞれの決済会社に払います。たとえばStripeでカード決済を受ければ3.6%、PayPalなら3.6%に1件40円です。決済会社ごとの手数料と入金の条件は、決済手数料の比較記事で比べています。
もう1つ、料金表の下のほうに「入会時手数料2回目以降」17,400円があります。一度有償版をやめたあと、ふたたび有償版に登録するときにかかる費用です。注記によると、アカウントを作り直した場合でも本人と確認されれば対象になります。有償版を「必要な月だけ」出たり入ったりする使い方は、この費用を考えると割に合いません。
上限がわかったら、次は上限の数え方です。ここを知らないと、思ったより早く上限に届きます。
上限の数え方
リザストの上限は「その月に入金されたお金」ではありません。公式のよくある質問と有償版約款を読むと、申し込みの時点で、申し込まれた金額をそのまま数える仕組みだとわかります。ここでは、数え方のなかで見落としやすい4つを確認します。
銀行振込は、申し込みの時点で数える
料金表の注記には、PayPalとStripeで決済した場合は決済の完了時、銀行振込の場合は申し込みの受付時に数えると書かれています。振込を待っているあいだも、その金額はすでに上限から引かれています。
公式のよくある質問によると、以前は振込の申し込みは上限に数えられていませんでした。それが、どの機能でも「お申し込みされた金額=売り上げ」として数える方式に変わっています(出典: リザーブストックの使い方「『月額利用料(契約)』『利用規約』についてのよくあるご質問」)。同じページには、自分でテストとして申し込んだ金額も含まれる、とも書かれています。新しい講座を作って動作を確かめるときは、金額の小さいテスト用のメニューを使うと安全です。
キャンセルしても上限は戻らない
料金表の注記には、月あたりの数字は毎月1日にリセットされること、そして「キャンセルをしたり削除しても制限数は元には戻りません」と書かれています。申し込みのあとにキャンセルが出ても、その金額は上限に数えられたままです。
キャンセルや日程変更の多い仕事ほど、実際の売上より早く上限に届きます。たとえば月の売上が25万円でも、途中でキャンセルされた申し込みが6万円分あれば、上限の計算では31万円です。プロフェッショナルのままでは、その月の後半の申し込みが止まります。
年間の上限は1月から12月で数える
有償版約款の第12条は、年間の決済上限額を定められることと、その対象期間を「毎年1月1日から12月31日まで」としています(出典: リザーブストック「有償版約款」、2026年10月3日現在の版、2026年10月5日確認)。契約を始めた月からの1年ではなく、暦の1年です。
同じ約款の第14条には、その年に上位のプランを使った場合、その年の年間上限などの条件を「当該年において適用された最上位プランを基準として取り扱うことがあります」とも書かれています。また、上限の算定の範囲や、返金・取消・失敗した決済の扱いは、運営会社が別に定める基準による、とされています。年の途中でプランを変えるときは、年間の上限がどう扱われるかを問い合わせておくと確実です。
上限に達すると
約款の第12条は、年間の上限に達した場合、または達するおそれがあると運営会社が判断した場合に、決済機能の停止、利用の制限、上位プランへの変更の案内などの措置をとれる、と定めています。上限を超えた分に追加の料金がかかる仕組みではなく、受付が止まる仕組みです。
実際に止まると、お客さまの画面に表示が出ます。リザストを使ってきた人がアメーバブログで、お客さまの画面に「利用制限に達しているため現在ご利用になれません。」と表示されたことを書いています。プランを上げてきた経緯については「毎回上限に達してこのメッセージが出てお客様からお問い合わせを頂いて上限に達したことに気づいてグレードアップするという流れでした」と振り返っています(アメーバブログ、2025年9月)。上限に気づくのが、お客さまからの問い合わせになることがあるわけです。
数え方がわかれば、毎月の負担を自分の売上で計算できます。
売上ごとの実質負担
リザストの料金は月額だけなので、売上に対して何%を払っているかは、月額を月の決済額で割れば出ます。ここに決済会社の手数料を足したものが、受け取りにかかる実際の負担です。
月額を決済額で割る
下の表は、月の決済額ごとに必要なプランと負担を並べたものです。決済はすべてStripeのカード決済(3.6%)で受け、キャンセルはなかったものとして計算しました。
| 月の決済額 | 必要なプラン(月額) | 月額の割合 | カード手数料を足した負担 |
|---|---|---|---|
| 3万円 | ライト(0円) | 0% | 1,080円(3.6%) |
| 10万円 | プロフェッショナル(5,800円) | 5.8% | 9,400円(9.4%) |
| 30万円 | プロフェッショナル(5,800円) | 1.9% | 16,600円(5.5%) |
| 31万円 | エキスパート(17,400円) | 5.6% | 28,560円(9.2%) |
| 50万円 | エキスパート(17,400円) | 3.5% | 35,400円(7.1%) |
| 100万円 | エキスパート(17,400円) | 1.7% | 53,400円(5.3%) |
月30万円と31万円では、売上は1万円しか違わないのに、月額の負担は11,600円増えます。1万円多く売った月に、手元に残る額は前の月より減るということです。
上限を少し超えた月がいちばん高い
割合でいちばん重いのは、各プランの上限を少し超えたところです。ライトの上限をわずかに超えて月3万1円になった月は、プロフェッショナルの5,800円が売上の19.3%にあたります。カード手数料を足すと22.9%です。
逆に、各プランの上限ぎりぎりまで売れている月は、割合がいちばん小さくなります。プロフェッショナルで月30万円なら1.9%、エキスパートで月500万円なら約0.3%です。つまりリザストの料金は、売上が段の上のほうにあるときは安く、段を上がった直後は高い形をしています。
この形は、売上が毎月ほぼ同じ人には大きな問題になりません。困るのは、季節や講座の募集時期によって売上が上下する人です。たとえば普段は月20万円で、年に2回だけ講座の募集で月40万円になる人は、その2か月のために上のプランが必要になります。どう動くと負担を抑えられるかは、後半の「上限を超えそうな月の動き方」で扱います。
単価が高いほど、早く上限に届く
同じ月30万円でも、単価によって届き方が変わります。1回5,000円のレッスンなら月60回分、1回3万円のセッションなら月10件、10万円の継続コースなら月3件です。単価の高い継続コースやコンサルティングを売る人ほど、少ない件数で次のプランが必要になります。
前払いのコースを売ると、その月の決済額がいっきに増えます。たとえば月額のセッションを3か月分まとめて9万円で売れば、1件で9万円が上限に数えられます。月払いで受ける形にすれば、同じ売上が3か月に分かれて数えられます。売り方を変えると、必要なプランが変わることがあるわけです。
毎月の負担がわかったら、次は年払いにするかどうかです。
年払いは1か月分安い。その代わり戻れない
有償版の3つのプランには、月払いと年払いがあります。「年会費」として調べられることの多い年払いの金額は、どのプランも月額のちょうど11か月分です。1か月分の割引と引き換えに、何を手放すかを確認します。
年払いの差
| プラン | 月払い×12か月 | 年払い | 差 |
|---|---|---|---|
| プロフェッショナル | 69,600円 | 63,800円 | 5,800円 |
| エキスパート | 208,800円 | 191,400円 | 17,400円 |
| プレミアム | 556,800円 | 510,400円 | 46,400円 |
1年を通してそのプランを使い続けるとわかっているなら、年払いは1か月分得です。プロフェッショナルで5,800円、エキスパートで17,400円になります。
年払いで手放すもの
料金表の注記には、年次契約が満了するまで、月払いへの切り替えも、下のプランへの変更もできないと書かれています(年間契約の途中で上のプランに上げ、月払いを選ぶ場合を除く)。公式のよくある質問は、年間契約を途中でやめても返金はしないとしています。
上のプランへの変更は、年間契約の途中でもできます。困るのは逆の場合です。講座の募集が思うように集まらない、体調や家庭の事情で活動を減らす、といったときに、年払いのエキスパートを残りの期間払い続けることになります。売上の見通しが1年先まで立つ人に向いた払い方です。始めたばかりの年は、月払いで様子を見たほうが安全です。
月払いをやめるときの期限
月払いも、いつでも即日で終わるわけではありません。約款の第11条は、毎月14日の午後6時までに終了の通知が届けば、その月の末日で契約が終わるとしています。15日までに通知がなければ、同じ条件でさらに1か月続きます。日割りでの返金はありません。
やめるかどうか迷っているなら、月の前半のうちに決めることになります。14日を過ぎると、使わない1か月分を払うことになるからです。
次は、上限を超えそうな月にどう動くかです。プランを変えるときの請求と、変えたあとに戻せる時期にも決まりがあります。
上限を超えそうな月の動き方
上限を超えそうになったら、上のプランに上げるしかありません。ただし、いつ上げるかで請求が変わり、一度上げると翌月の末までは戻せません。約款の決まりを確認してから動きます。
15日までの変更は、その月の半額がかかる
約款の第12条は、プランの変更が月の15日までに承諾された場合、新しいプランの月額の50%をその月の分として請求し、16日以降なら翌月1日から新しいプランの請求が始まり、その月は元のプランのまま請求する、としています。公式のよくある質問では区切りが「14日まで」と書かれていますが、それより後に上げればすぐに上のプランとして使え、その月の請求はない、という説明は同じです。区切りの日が近いときは、問い合わせて確かめてください。
プロフェッショナルからエキスパートに上げる場合で計算すると、15日までに上げればその月に8,700円が加わります。16日以降なら、その月の追加はありません。同じ月に上げるなら、16日以降のほうが安いことになります。ただし、上限に達するのを待っていると、その間の申し込みが止まります。
「超えた月だけ上げる」は使えなくなった
以前は、上限を超えた月だけ上のプランにして、翌月に戻す使い方が紹介されていました。マーケティングの本の著者で、リザストを使っている増田恵美さんは、2024年3月にXで「30万円を超えた月だけエキスパートにして、翌月は戻す手もあります。」と書いています。同じ投稿では、ある人の「プロフェッショナルに戻すのは、自分で自分の売上を30万円に決めてしまうことになるので戻しません」という言葉を紹介しています(Xの投稿、2024年3月1日)。
2026年10月3日現在の約款では、この使い方には制限があります。第14条は、エキスパートからプロフェッショナルへの変更は「最後にクラスを変更した日の属する月の翌月末日までは変更できない」としています。さらに、上限の回避を目的とした変更だと運営会社が判断した場合は、変更を承認しない、時期を制限するなどの対応をとれるとしています。なお、公式のよくある質問には「アップグレード後、3ヶ月間はプラン変更はできません」という記載もあります。どちらが適用されるかは、変更の前に問い合わせて確かめてください。
約款のとおりなら、10月に上げたエキスパートは11月末まで戻せません。15日までに上げた場合、10月の半額8,700円と11月の17,400円がかかり、プロフェッショナルのままの場合と比べて20,300円多く払うことになります。16日以降に上げた場合は、11月分の差の11,600円です。売上が多い月が年に1〜2回なら、この金額を払っても上げたほうがいいか、申し込みの一部を別の方法で受けるかを比べることになります。
上限に届く前に上げる
上限に届いてから上げると、そのあいだの申し込みが止まり、お客さまに不便をかけます。月の売上が上限の8割を超えたら、上げる準備をしておくのが現実的です。売上の数字に加え、振込待ちの申し込みとキャンセルされた申し込みも上限に数えられていることを頭に入れて見てください。
講座の募集のように、売上が多くなる時期が先にわかっている場合は、募集を始める月の16日以降に上げておくと、上限で止まらず、追加の請求もいちばん少なく済みます。
ここまでで、リザストの料金の仕組みはひととおり確認できました。次に、この仕組みでもリザストを使い続けるのが合理的な人を整理します。
リザストを使い続けたほうがいい人
上限の段で負担が急に上がることは、料金面でのリザストのいちばんのデメリットです。それでも、リザストを使い続けるのが合理的な人ははっきりいます。リザストの強みは予約より、メルマガやステップメールと一体になっていることにあるからです。
メルマガとステップメールが集客の中心の人
メルマガの総配信数は、ライトを含む全プランで制限がありません。読者が数千人いても、配信の通数で料金は上がりません。読者の登録から、無料の説明会、有料の講座の申し込みまでを1つの仕組みの中でつなげられるのが、リザストのいちばんの強みです。
メルマガで集客し、講座や継続コースを売っている人にとって、月5,800円や17,400円は、メール配信のツールと予約・決済の仕組みを両方まかなう費用です。メール配信のツールを別に契約すれば、読者数に応じた料金がかかることが多いので、単純に予約システムの料金とだけ比べるのは公平ではありません。
協会・複数スタッフ・講座の多い人
協会の管理は、エキスパートから使える機能です。複数のスタッフでの予約受付も、続けて使うにはエキスパート以上が必要です。講師を育てて協会として運営している人や、スタッフの予約をまとめて受けたい人は、エキスパートの料金に機能の対価が含まれていると考えられます。
月額の定額課金を管理できることも強みです。月謝制のサロンや継続のコンサルティングを、毎月の自動の支払いで受けたい人には、ほかの仕組みに移すと失うものが大きくなります。
使っている人の声
使っている人の声には、機能への満足と、上限への戸惑いの両方があります。増田さんは2019年に「リザストとGoogleカレンダーを連携したらメチャ便利♡」と書く一方(Xの投稿、2019年9月18日)、2020年には「プロフェッショナルだと決済金額の上限があったのね。知らなった。」と書き、エキスパートにするか、PayPalから請求書を送るかで迷っています(Xの投稿、2020年6月25日)。
無料版を使っている人からは、「うっかりするとすぐに上限を超えそうになって有料版への切り替えをメールで促される。使い勝手がいいから有料版にしたいけど」という投稿もありました(Xの投稿、2022年6月23日)。リザストの勉強会を開いている人は、申し込みの案内やお礼のメールを自動で送ってくれることを「まるで秘書です。」と書いています(ジョイライフ、2025年4月更新)。
逆に、メルマガはほとんど使わず、予約と決済が使い方の中心なら、別の考え方もできます。
予約と決済だけ別のツールに分ける
リザストの上限が数えるのは、約款の言葉では「本サービスを利用して行う商品・役務等の販売または決済」です。リザストの外で受けた予約と決済は、この中に入らないと読めます。そこで、メルマガはリザストのライトで続け、予約と決済だけを別の予約システムで受けるという分け方が選べます。
分けると何が変わるか
分けた場合、リザストはメルマガとステップメール、無料の説明会の受付に使い、有料のセッションや講座の予約と支払いは別のシステムで受けます。リザストの決済額が月3万円以下に収まれば、ライトのまま使い続けられます。
ただし、上限の算定の範囲は運営会社が別に定める基準によるとされ、約款には関連する取引を通算するかどうかも、その基準で決めると書かれています。分けて使う前に、リザストに問い合わせて確かめておくと安心です。メルマガ本数(ライトは10本まで)やフォームの数の制限は、決済とは別にかかります。
分けると増える手間
分けると、お客さまの情報が2か所に分かれます。メルマガの読者と予約したお客さまを、同じ人として管理しにくくなります。申し込みの導線も、メルマガのリンクから別のシステムの予約ページへ飛ぶ形になるので、案内の文面を作り直す必要があります。
もう1つは費用です。予約システムにも月額や手数料がかかります。リザストのプランを上げる差額と、別のシステムの費用を、自分の売上で比べて決めてください。月の決済が30万円をわずかに超える程度なら、リザストのエキスパートとの差額は月11,600円です。この範囲に別のシステムの費用が収まるかどうかが、判断の目安になります。
SailLab(セイルラボ)
以下では、予約と決済を分けて受けるときのツールの一例として、SailLab を取り上げます。

SailLab は、予約ページ・カレンダー連携・事前決済・リマインドメールを1つにまとめた国産の予約システムです。
- 支払いは自分のStripeアカウントで直接受け取ります。月額料金は決済額によって段階が変わる仕組みではありません
- 個別のセッション、定員のあるイベント・講座、複数メニューからのサービス予約を、それぞれの予約ページで受けられます
- 回数分の前払いをポイントとして販売でき、有効期限を付けられます
- GoogleカレンダーとMicrosoftのカレンダーに連携し、予定のある時間は自動で予約を受けません
カード決済にはStripeの手数料3.6%がかかり、SailLab の手数料はプランによって0%または3%です。月額料金とあわせて料金ページで確認できます。コーチングでの使い方はコーチ向けのページで紹介しています。メルマガは別のツールのまま、有料セッションの予約と支払いだけを1か所で受けたい人に向いたツールです。
できないこと
できないことも書いておきます。SailLab にはメルマガとステップメールの配信機能がありません。送れるのは、予約の確認やリマインドなど、予約に関わるメールだけです。読者を集めて育てる仕組みは、リザストなどのメール配信のツールに残す必要があります。LPやLINE配信、会員サイトまでまとめたUTAGEと比べたい場合は、UTAGEの料金の記事で月額のほかにかかる費用まで整理しています。
お客さまから毎月の定額を自動で受け取る月額課金の販売にも、現時点では対応していません。通知はメールだけでLINEには対応しておらず、協会の管理や認定講座の運営の機能もありません。月謝制や協会の運営が中心なら、リザストを使い続けるほうが合っています。
最後に、ここまでの内容を、自分の数字で決める手順にまとめます。
自分の数字で決める手順
リザストのプランは、次の順番で確かめると決めやすくなります。
- 直近6か月の月ごとの決済額を出す。売上ではなく、振込待ちとキャンセルされた申し込みを含めた、リザスト上の申し込み額で見る
- いちばん多い月がどの上限を超えているかを見る。3万円、30万円、500万円のどこを越えるかで、必要なプランが決まる
- 月額を決済額で割って、負担の割合を出す。上限を少し超えた月が続くなら、割合は高くなっている
- 売上の多い月が年に何回あるかを数える。1〜2回なら、上げる時期(16日以降)と戻せる時期(翌月末以降)を約款で確かめ、その月だけの費用を計算する
- メルマガとステップメールをどれだけ使っているかを見る。集客の中心ならリザストを続け、予約と決済が中心なら、分けた場合の費用と比べる
- 年払いは、1年先までそのプランを使うと見通せるときだけ選ぶ。差は1か月分で、途中で戻れない
予約と決済を分けて受ける場合の手数料の違いは、決済手数料の比較記事が参考になります。セッションの前払いで無断キャンセルを減らす考え方は、事前決済つき予約の記事で扱っています。有料セッションの予約ページを別に作ってみる場合は、無料アカウントから作成できます。クレジットカード登録は不要です。
岡田 沙織 / SailLab 編集部
SailLab 編集部で、ひとりで事業を営む方や小さなチームに向けて、予約と日程調整のしくみづくりや、Googleカレンダー・Excelなど手元のツールの使い方とその限界について書いています。